映画史に残る傑作シネマオペラの誕生
8月2日、京都シネマにて鑑賞。あちらこちらでこの映画の宣伝をしています。オペラは苦手でも映画だし・・・・。どんなものかななんて思い、観る事にしました。時間にして2時間20分です。何と最初から歌いまくりです。高くて声量もあって、いやあ~~凄い歌唱力にはセリフはほんの少しだけありますが、ほんまにちょっと。最初から最後まで歌・歌・歌~~~
クラッシックの巨匠モーツアルト、生涯集大成として作り上げたオペラ「魔笛」。魔法の笛に導かれて出会ったたちの奇跡の愛の物語は豊かな娯楽性と華やかな音楽色に彩られオペラ史上の金字塔として、2世紀を越え世界中で愛され続けられてきた。そのマスターピースを、シェイクスピア劇を映画に甦らせた英国の天才、ケネス・ブラナー監督が完全映画化
舞台を第一次世界大戦前夜のヨーロッパに移し、斬新なストーリー・テリングと驚異のビジュアルマジックによって至高のシネマオペラを誕生させた。
序曲からフィナーレまで全曲を贅沢に盛り込み、人々を壮大な音の世界に導くのは世界が認める音楽監督ジェイムス・コンロン。出演は当代随一のモーツアルトの歌い手といわれるザラストロ役のルネ・バーべ以下、世界最高峰の歌手が集結。モーツアルトの華麗なるナンバーを、いきいきと歌い上げる。制作費何と35億円をかけた(どへぇ~~)贅沢なシネマオペラらしい。
オリジナルの「魔笛」は、実は時代や地域はあいまいにされているようである。お話も、かなり筋の分かりにくいものらしい。前半は王子によりお姫様の救出劇のように始まる。ところが誘拐した悪人ザラストロは、実は賢者であり、主人公たちに試練を与えて、正しい道に進ませるという具合に、善と悪の設定が入れ替わるというもの。ザラストロの神殿で行われる儀式は、実際モーツアルト自身が属していた秘密結社、“フリーメーソン”の影響だと指摘されている。半ば破綻したようなストーリーである。それゆえに「魔笛」は色々な解釈を許す傑作となったといえる。
ケネス・ブラナー監督は、初めにも書いたように、時代設定を第一次世界大戦に読み替えている。この読み替えは一般的によく行われる事らしい。ケネス・ブラナー独自の「魔笛」は、愛と憎しみ、戦争と平和、生と死、光と闇などの対比がはっきりと描き出されている。ある意味、普通のオペラより、分かりやすい。
(飯尾洋一・コラムより抜粋)
オペラを少しでも多くの人に観てほしいというケネス・ブラナー監督のもあるのだろう。それゆえに、分かりやすくて、馴染みやすい作品を作ったのかなと思うが・・・・・。私はどうも、受け付けられず・・・・。まずあの歌声を聴きながら、映画を鑑賞することがしんどかった。オペラ好きの方にとってはたまらない作品なのだろうが・・・・。そんなことで、2時間20分は結構疲れた
魔笛・・・・・映画「魔笛」公式サイト