銅版画制作の日々

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アイガー北壁(2008) NORDWAND

2010-04-16 | 映画:ミニシアター

 生きて、還るーーー

久々のドイツ映画は、壮大なスケール作品でした。自然を相手にどこまで闘えるのかしら?なんて思ったけど。。。やっぱり自然ほど怖いものはない、と改めてまた痛感しましたよ(汗)
伝説の登山家トニー・クルツの死闘は、こんなに凄かったんだと衝撃を受けましたわ。
その昔、登山をやっていました。とはいっても岩壁と万年雪の山への登山経験はありません。クライミングも少し体験したことがあります(笑)それも一日の挑戦でリタイアしたもので。。。。お恥ずかしい話です。あ!そうそう冬山の経験もちょこっとあり。これはかなり体力消耗しますよ。映画ではその上、岩登りですから、苛酷も苛酷って感じだと思います。そんなことを考えながら、鑑賞するとそれ以上のリアルを体感出来ますね。なんてかなり話が脱線してしまいましたが。。。。。


アイガ―北壁はヨーロッパ三大北壁の一つ。グランドジョラスの北壁、マッタ―ホルン北壁とともに困難な三大ルートのひとつでなんですね。
そんな殺人の壁と呼ばれた難所にあえて挑戦しようと思うのは何故なのか?ということで、お話を詳しく書いていきたいと思います。

STORY

ベルリン・オリンピック開幕直前の1936年夏。ナチス政府は、国家の優位性を世界に誇示するため、アルプスの名峰アイガ―北壁のドイツ人初登頂を強く望み、成功者にはオリンピック金メダルの授与を約束していた。
山岳猟兵のトニー(ベンノ・フュルマン)とアンディ(フロリアン・ルーカス)は難攻不落の山々を次々と踏破し、優秀な登山家として知られ始めていた。


トニー・クルス役(ベンノ・フユルマン
2008年に「スピード・レーサー」に出演したのをきっかけに数本のハリウッド映画の出演が決まっているそうだ。


アンディアンディ・ヒンターシュトイサー 役のフロリアン・ルーカス。
2003年のダニエル・ブリュール主演のグッバイ、レーニンに出演している。

2人は世情の盛り上がりに戸惑いながらも、《殺人の壁》と恐れられていたアイガ―北壁への挑戦を決意する。
麓には初登頂を目指す各国から登山家や世紀の瞬間を見届けようという報道関係者や見物客が集まって来ていた。
その中には、トニーのかっての恋人で、新聞記者をしているルイーゼ(ヨハンナ・ヴォカレク)の姿もあった。


ヨハンナ・ヴォカレクは「バーダー・マインホフ」に出演していた女優さん。
左後はルイ―ゼの上司ヘンリー・アーラウ(ウルリッヒ・トゥクール
ウルリッヒ・トゥクールは「善き人のためのソナタ」でドイツ映画協会最優秀助演男優賞を受賞しているドイツの俳優さんです。


かっては仲が良い3人だった、、、、、

天候を待つこと数日。ある晩、トニ―とアンディは北壁への登攀を開始する。
彼らのすぐ後をオーストリア隊が追う。


麓には、今度こその期待を膨らませた記者や見物客が押し寄せ、彼らの命を懸けた闘いを固唾を呑んで見守る。

 


4人は快調に高度上げていくが、、、、、、

 


メンバーの負傷や急な悪天候に見舞われ、、、、、どえらいことになって行く!!

オーストリア隊のヴィリー・アンゲラーが落石で顔に怪我、その後は足に怪我というアクシデント、、、、、一緒に登頂するはずだったが、この怪我では不可能と判断したトニ―は下山することを決める。


アンディはこのまま登頂したいと訴えたが。結局トニーの判断で下山を承諾した。

しかし更なるアクシデントに遭遇することに、、、、彼らは想像を絶する状況へと追い込まれていく。。。。。。。

自然の驚異に観ている私も引き込まれていきます。結果どうなるのか?は知っていますが、、、、でも何とか助かって欲しいと願うばかりです。神も仏もないのか?なんて思ってしまいます。リスクを承知で挑んでいるのでしょうが、、、、
ラスト近くではルイーゼの祈る気持ちがこちらにも伝わってきました。それにしてもやるせないです。手の届きそうなところにいるのに手を差し伸べることが出来ないなんて、、、、人間は無力でしょうか?
非常に後悔の残るラストでした。

何年後のルイ―ゼでしょうか?トニ―の事を思い出しながら、自分が生きているということを自分に問いかけていました。

どのように撮影したものでしょうか?登攀シーンはかなりリアルでした。迫力満点で驚きました。前半、ヤバい状態に。実は何度か危なかった(汗)

解説(allcinemaより抜粋)

1930年代、ヨーロッパ最後の難所と呼ばれ、何人もの一流アルピニストの挑戦を阻んできたアイガー北壁。本作は、アルプス登攀史上最大の事件と呼ばれた衝撃の実話を基に、国家の期待を背負い、前人未踏の絶壁に挑んだ若き登山家たちの壮絶な運命を迫真の臨場感で描き出した山岳アドベンチャー・ドラマ。監督は、これが長編2作目のフィリップ・シュテルツェル

メディア 映画
上映時間 127分
製作国 ドイツ/オーストリア/スイス
公開情報 劇場公開(ティ・ジョイ)
初公開年月 2010/03/20
ジャンル ドラマ/アドベンチャー
映倫 G

オフィシャル・サイト
http://www.hokuheki.com/

 

 


 

Comments (4)
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