最後の復讐が、一番哀しく、美しい。
「渇き」を鑑賞して、衝撃を受けた私は、ぜひパク・チャヌク監督の他の作品を観たいと、レンタルショップへ行きました。残念ながら皆さんお薦めの「オールド・ボーイ」はレンタル中(涙)ということで、BCさん推薦のこの作品を借りました。
鑑賞してから、少し時間が経ってしまい。実は細かいことは覚えておらず(汗)ただ凄い作品だったなあというのは今も頭に残っています。チャヌク監督の撮り方は独特です。今までこういう映像表現って見たことがないような気がします。
このタイトル映像にしても、物語と随分ギャップがありますよね。いやいやこれはチャヌク監督の狙いかもしれませんね。なんとなく宗教的なシュチュエ―ションにも見える??どうだろう、、、、、
主人公クムジャ役を演じたのは韓国で、お嫁さんにしたい女優NO。1イ・ヨンエ。日本の女優さんでいえば、吉永小百合さんってところでしょうか?本当に美しい女優さんですよね。
天使のような美しさです。そんな彼女が殺人?この設定、意外で面白い。
STORY(allcinemaより抜粋)
天使のような美貌の持ち主クムジャ(イ・ヨンエ)は、ひょんなことからペク先生(チェ・ミンシク)に幼い娘を人質に取られ、彼が犯した幼児誘拐殺人の罪を背負わされて投獄される。刑務所では誰に対しても優しい笑顔を絶やさず、“親切なクムジャさん”と慕われていた。しかし、彼女の目的はただ一つ、ペク先生に復讐を果たすこと。そして13年の服役の末、ようやく出所した彼女は、かつて恩を売った囚人仲間のもとを訪ね、ペク先生への復讐へ向けて周到な準備を進めていく…。
服役中「親切なクムジャさん」と呼ばれ受刑者仲間から慕われていた彼女にみな力を貸す一方、オーストラリアに養子に出されていた自分の娘を取り戻す。
あらすじはこんな感じ。でも複雑です。最初は彼女がてっきり犯人だと信じてしまった。まさかこんな美しい人がそんなことするなんて、、、、、?と思ってしまう。
でもその意外性がこの物語の起点になっているようです。話が前後します。刑務所の中のクムジャさんだったり、出所後のクムジャさんだったり、、、、
天使のようなクムジャが悪魔のような女に変身、、、、アイメイク一つで変わってしまう。凄い!女性ってやっぱり怖いかも。
娘と再会。だけどクムジャさんには似てません。あまり可愛くない。
刑務所のある場面がとても印象的でした。メタボなボス的女性が他の受刑者をいたぶる。その仕返しを頼まれたクムジャ。復讐はかなりえぐく、本当にびっくり。
さていよいよぺク先生への復讐のときが、、、、、
恨み晴らす!犠牲となった子供たちの親、そしてクムジャはそのような方法で手をかけるのか?かなりこの場面、ちょっときついかも、、、、、
解説
「復讐者に憐れみを」「オールド・ボーイ」に続くパク・チャヌク監督の“復讐三部作”完結編。「JSA」「宮廷女官 チャングムの誓い」のイ・ヨンエを主演に迎え、無実の罪で服役した一人の女性の壮絶な復讐の物語が描かれていく。共演は「オールド・ボーイ」のチェ・ミンシク。
メディア | 映画 |
上映時間 | 114分 |
製作国 | 韓国 |
公開情報 | 劇場公開(東芝エンタテインメント) |
初公開年月 | 2005/11/12 |
ジャンル | サスペンス/ドラマ |
映倫 | R-15 |
誘拐・復讐をテーマとし、犯罪・●力・●描写があることから韓国ではR-18指定(18歳未満の観覧禁止)を受けたにもかかわらず、7月29日の公開から約3カ月間に全国で約350万人、ソウルのロードショー館(ソウル基準)で137万人の観客動員を記録した。これは、R-18指定映画として『友へ チング』に次ぐ歴代2位の興行成績となる。
監督・脚本: パク・チャヌク
※個人的には「渇き」より好みでした。改めて韓国の監督さんのレベルの高さに驚き、感心しました。パク・チャヌク、最高です!!