この家の欲望には、果てがない。
評価: (60点)
東宝シネマズ二条にて鑑賞。
1960年の映画『下女』のリメイク作品。カンヌ国際映画祭 コンペティション部門にノミネートされた。
カンヌでノミネートされたということと韓国映画ということもあって気になり、、、、。鑑賞して来ました。
上流階級の豪邸でメイドとして働くことになったウニ。どういう経緯で雇われることになったのか?定かではありません。ある日、先輩メイドであるビョンシクが訪ねて来て面接される。
冒頭は街行く人の風景やウニが友人とともに働く姿が映し出され、そして一人の女性の飛び込み自○する場面。これらはウニのラストに繋がるような前置きなのでしょうか?
でもどうも関係ないような気もしますし、必要ないように思いましたが。
先輩メイド ビョンシクにはユン・ヨジョン テレビでの活躍が中心の女優さんだとか。
韓国版「家政婦は見た」みたいな。 先輩メイドビョンシクがウニと大富豪家族の人間模様をウォッチングしているようです。
ウニはちょっと頼りげない雰囲気です。でもある部分したたかなところもあるような気もします。
子ども好きなようで、ナミというフンの娘(先妻の子)にも優しく接し、心を通わせていきます。
この家族の家族関係を壊そうとするような気持ちがあるのか?とも思いましたが、そうでもないような。ちょっと何を考えているのかは理解できませんね。
妻ヘラも次第に心を開いていく。
こうしてウニは大富豪のメイドとして先輩ビョンシクの厳しい教えに従いながら、仕事を覚えて働きます。妻、娘からも信頼され・・・。
ところが、、、。あることがきっかけでウニのメイド人生もあっけなく崩れていく。
大体想像出来るような展開です。
ウニの控え目な雰囲気やしなやかないでたちにフラっとなった主人フンはウニに手をつけてしまいます。もちろんウニ自身も求められることに喜びを感じたようです。
ウニはフンの視線を意識していたようです。
それは家族旅行の際に、、、、。
そしてウニは妊娠。でも本人まったく気づかず。ビョンシクが見抜きました。そしてそのことをヘラの実母に密告。ここから話は大きく変わって行きます。
ウニへの憎しみを持つ娘母 ただではすまないようです。
ヘラの実母は流産させて金で解決しょうとする。女同士のドロドロな感情がぶつかりそうな?でもジャブを打っている割には、ウニには響かないようで。彼女は相変わらずのんきそうです。
ウニは妊娠に気づき、産む決意をしてここから出て行こうとするも、阻止されます。
密談する母と娘、怪しげな薬屋、人目を避けて立ち寄るヘラ。まあ何が起こるかは見え見えですね。
ネタばれですが、ウニは流産。そしてその後この家族に対して報復するべくとんでもない行動に出ます。
びっくりといえばびっくりなのかな。何か不消化ぽい感じで終了したようで。。。。
これって、ビョンシクの家族への報復じゃ?つまり思惑どおりのシナリオだったような気もします。
解説(allcinemaより)
韓国映画史上に残るカルト的傑作と呼び声の高い1960年のキム・ギヨン監督作「下女」を、「シークレット・サンシャイン」のチョン・ドヨン主演でリメイクした官能サスペンス。一人の無垢な新人メイドの登場によって大邸宅に暮らす上流階級の一家が崩壊していくさまを描く。監督は「浮気な家族」「ユゴ 大統領有故」のイム・サンス。
メディア | 映画 |
上映時間 | 107分 |
製作国 | 韓国 |
公開情報 | 劇場公開(ギャガ) |
初公開年月 | 2011/08/27 |
ジャンル | サスペンス/エロティック |
映倫 |
イム・サンス監督
何か官能的な作品というだけという感じもしましたが。