銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

未来を生きる君たちへ○●HAEVNEN

2011-09-12 | 映画:ミニシアター

 憎しみを越えたその先でどんな世界を見るのだろう。

評価:→(85点)

HAEVNENとは、復讐という意味。今回の邦題は何か希望がありそうで、こちらのほうが良いね。

京都シネマにて鑑賞。 本当に、憎しみの先には、何があるんだろうか?ふと頭の中をよぎった。

憎しみという感情って一番多いんじゃないかな。

でもその反対に赦しって感情を持つのは難しいような気がする。解き放たれたその時に、芽生える感情がまさに赦しという寛容な心になる。理屈では理解出来るけど、なかなか神さまのようなわけにはいかないように思う。

クリスチャンは憎しみのままその場所で留まっている。母を失った原因は父にあると決めつけている。その感情は母の死におさまらず、他人へも波及する。暴力への憤りは憎しみへと高まり、暴力は暴力で止めないと手段はないと決める。

目には目を、、、、。

それが一番の方法だと思ったのだろう。しかしその感情は知らぬ間にエスカレートしていく。母が好きだった頃の優しい気持ちは何処に行ってしまったの?


転校先で執拗にいじめられていたエリアスをクリスチャンは助ける。エリアスをいじめる奴らに憎しみを感じる。いじめはやり返さないと繰り返される。そう判断したクリスチャンは不良グループのリーダーを力でねじ伏せることに成功する。

確かにそれ以降いじめはなくなった。だからその方法はクリスチャンにとって正しいやり方だと諭すことになる。これが怖い認識となる。
まさに暴力がベストだという勘違いが生まれる。これって大変な錯覚ですね。

これ以降、クリスチャンの暴走は止まらなくなることに・・・・。


クリスチャン役、ウィリアム・ヨンク・ユエルス・ニルセン。オーディションで選ばれた新人さん

まさにこれは小さな戦争だ。憎しみは憎しみを生む。そうなるとその状況は益々悪化状態を辿る。憎しみの連鎖は限りなく永遠に続く。
歯止めがかかる頃には、大きな代償が残る。

クリスチャンの父が説得する 「殴られてやりかえしたらきりがない。戦争はそうやって始まる」大人ならこの説明で納得出来るかもしれないが、クリスチャンにはどうなんだろう?理屈はそうだけど、あくまでも理想論ぽいような。現実はそんなことで解決できないんじゃないの?というのがクリスチャンの心中かも。

でも確かに戦争ってほんの些細なことから始まるんだよね。クリスチャンを見ていて、何か空恐ろしいものを感じた。表情も子どもらしくないし、底知れないような闇の内にいる感じもした。ここまで彼を追い込んだものは何だろう?

さてエリアスの父アントンだが、医師として遠いアフリカの地で医療活動していた。この地では、妊婦の腹を切り裂く“ビッグマン” という残虐な行為を日々目の当たりにする状況だった。

そんな最中、このキャンプに“ビッグマン”のリーダーが重傷で助けを求めたという現実である。周囲の人間は加害者であり、敵であるビッグマンを助ける事に反対する。しかしアントンは反対を押し切って治療することに。

これは深刻な決断だった。あえて憎きビッグマンを助けるという姿勢に、自身も悩むことになる。そして出した考えは医師として最善を尽くすというものだった。仕事をするものとして、負傷している人がどんな人であれということなんでしょうね。

場面変わって、、、。クリスチャンの暴走は、とどまることなく。今度はエリアスパパ アントンの絡みでも始まります。まったく自身とは関係ないのにです。

ある日、アントンの下の息子がよその子とブランコの取り合いとなり、相手の父親から理由も聞かず殴られる。アントンはやり返すことなく子どもたちとその場を離れる。そんな事態に遭遇したクリスチャンは自分とは関係ないのに、憤りを感じる。

何故報復しないのか?! 暴力を受けておいて、泣き寝入りなんて。やり返さないアントンに苛立つ。それならば、代わって僕が。

まあクリスチャンの行動を行き過ぎている風に捉えてしまうが、実際はどうなんでしょう。

アントンにしても、結局はビッグマンを周囲の人々に引き渡してしまいます。はいそれまでよという感じです。後は好きにして、自分は知らないよ。煮るのも焼くのご自由に、、、、。正当化しているのかも。どんな人間だろうとも助けるべき。医者として、一人の人間として。

かたちとしては大きくならないけど、クリスチャン同様なのかもしれません。

あらすじ(goo映画より)


エリアス役 マルクス・リーゴ―ド ウィリアム君同様、オーディションで選ばれた新人さん。

デンマークに家を持つ医師のアントン(ミカエル・パーシュブラント)は、アフリカの地に赴任し、キャンプに避難している人々の治療を行っている。様々な患者の中には妊婦の腹を切り裂く悪党“ビッグマン”の犠牲者もいた。母マリアン(トリーネ・ディアホルム)と幼い弟のモーテンと暮らしているエリアス(マークス・リーゴード)は、毎日学校で執拗なイジメにあっていた。父親のアントンが大好きなエリアスはその帰国を喜ぶが、両親は別居中である。

ある日、母親の葬式を終えたクリスチャン(ヴィリアム・ユンク・ニールセン)が、エリアスのクラスに転校してくる。その放課後、イジメっ子のソフスにエリアスは絡まれ、クリスチャンも巻き添えを食らう。翌日、クリスチャンはソフスを殴り倒し仕返しをする。ソフスの怪我が表沙汰になり、呼び出された父親クラウス(ウルリッヒ・トムセン)は、報復にはきりがないと諭すがクリスチャンはやり返さなきゃだめだと口応えする。帰国したアントンが、子供たちとクリスチャンを連れて出掛けた帰り、モーテンがよその子と公園でケンカになった。割って入ったアントンだが、駆け寄って来た相手の子の父親に、理由も訊かれずに殴られてしまう。翌日、クリスチャンとエリアスが自分を殴った男ラース(キム・ボドニア)の職場を割り出したことを聞いたアントンは、子供たちとラースの職場を訪れる。殴った理由を問いただすアントンを、ラースは再び殴るが、アントンは決して手を出すことなく、屈しない姿を子供たちに見せた。帰り道、殴るしか能のない愚か者だとラースを評するアントンに、エリアスとモーテンは同調するが、クリスチャンは報復しなかったアントンに納得がいかない。アントンがアフリカへと戻った後、祖父の作業場で大量の火薬を発見したクリスチャンは、爆弾を作ってラースに復讐しようとエリアスに持ち掛ける。一方、アフリカのキャンプでは脚に怪我を負ったビッグマンがやって来る。アントンは周囲に反対されながらもビッグマンの治療を行うのだが……。 

  

 子役の2人、新人とは思えないくらい上手い演技でしたね。

色々考えさせられた。クリスチャンの行動は行き過ぎのようにも思うけど、、、、。大人のようにカモフラージュせず、素直に憎いからやり返すというストレートさがあって、良いんじゃないの?でもやってはいけない事ですけどね。

クリスチャンとエリアスの関係は爆弾事件で、思わぬ方向へ、、、、。

最後はどうなっちゃうのか?バッドエンドなのかななんて、気になりましたが、少し希望の持てる展開だったのでホッとしました。

解説(allcinemaより)

 「ある愛の風景」「アフター・ウェディング」のスサンネ・ビア監督が、暴力と愛を巡る簡単には答えの出ないテーマに真摯に向き合い、みごと2011年のアカデミー賞外国語映画賞に輝いた感動のヒューマン・ドラマ。デンマークの郊外とアフリカの難民キャンプを舞台に、問題を抱えた2組の父子が、日々直面する理不尽な暴力を前に、復讐と赦しの狭間でぎりぎりの選択を迫られ葛藤するさまを、緊張感あふれる力強い筆致で描き出す。

メディア 映画
上映時間 118分
製作国 デンマーク/スウェーデン
公開情報 劇場公開(ロングライド)
初公開年月 2011/08/13
ジャンル ドラマ
映倫 PG12

 

オフィシャル・サイト
http://www.mirai-ikiru.jp/
オフィシャル・サイト
http://www.sonyclassics.com/inabetterworld/ (英語)

※まとまりのない記事になりましたが、個人的は好きな作品でした。

 

 

 

 

 

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ハウスメイド(2010)◆Ha-nyeo

2011-09-10 | 映画:シネコン

 この家の欲望には、果てがない。

評価: (60点)

東宝シネマズ二条にて鑑賞。

 1960年の映画『下女』のリメイク作品。カンヌ国際映画祭 コンペティション部門にノミネートされた。

カンヌでノミネートされたということと韓国映画ということもあって気になり、、、、。鑑賞して来ました。

上流階級の豪邸でメイドとして働くことになったウニ。どういう経緯で雇われることになったのか?定かではありません。ある日、先輩メイドであるビョンシクが訪ねて来て面接される。

冒頭は街行く人の風景やウニが友人とともに働く姿が映し出され、そして一人の女性の飛び込み自○する場面。これらはウニのラストに繋がるような前置きなのでしょうか?

でもどうも関係ないような気もしますし、必要ないように思いましたが。

 
先輩メイド ビョンシクにはユン・ヨジョン テレビでの活躍が中心の女優さんだとか。

韓国版「家政婦は見た」みたいな。 先輩メイドビョンシクがウニと大富豪家族の人間模様をウォッチングしているようです。

ウニはちょっと頼りげない雰囲気です。でもある部分したたかなところもあるような気もします。

子ども好きなようで、ナミというフンの娘(先妻の子)にも優しく接し、心を通わせていきます。

この家族の家族関係を壊そうとするような気持ちがあるのか?とも思いましたが、そうでもないような。ちょっと何を考えているのかは理解できませんね。

 
妻ヘラも次第に心を開いていく。

こうしてウニは大富豪のメイドとして先輩ビョンシクの厳しい教えに従いながら、仕事を覚えて働きます。妻、娘からも信頼され・・・。

ところが、、、。あることがきっかけでウニのメイド人生もあっけなく崩れていく。

大体想像出来るような展開です。

ウニの控え目な雰囲気やしなやかないでたちにフラっとなった主人フンはウニに手をつけてしまいます。もちろんウニ自身も求められることに喜びを感じたようです。

 
                                      ウニはフンの視線を意識していたようです。

  
それは家族旅行の際に、、、、。

そしてウニは妊娠。でも本人まったく気づかず。ビョンシクが見抜きました。そしてそのことをヘラの実母に密告。ここから話は大きく変わって行きます。


ウニへの憎しみを持つ娘母 ただではすまないようです。

ヘラの実母は流産させて金で解決しょうとする。女同士のドロドロな感情がぶつかりそうな?でもジャブを打っている割には、ウニには響かないようで。彼女は相変わらずのんきそうです。

ウニは妊娠に気づき、産む決意をしてここから出て行こうとするも、阻止されます。

 
密談する母と娘、怪しげな薬屋、人目を避けて立ち寄るヘラ。まあ何が起こるかは見え見えですね。

ネタばれですが、ウニは流産。そしてその後この家族に対して報復するべくとんでもない行動に出ます。

びっくりといえばびっくりなのかな。何か不消化ぽい感じで終了したようで。。。。


これって、ビョンシクの家族への報復じゃ?つまり思惑どおりのシナリオだったような気もします。

 

解説(allcinemaより)

 韓国映画史上に残るカルト的傑作と呼び声の高い1960年のキム・ギヨン監督作「下女」を、「シークレット・サンシャイン」のチョン・ドヨン主演でリメイクした官能サスペンス。一人の無垢な新人メイドの登場によって大邸宅に暮らす上流階級の一家が崩壊していくさまを描く。監督は「浮気な家族」「ユゴ 大統領有故」のイム・サンス。

メディア 映画
上映時間 107分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開(ギャガ)
初公開年月 2011/08/27
ジャンル サスペンス/エロティック
映倫

  イム・サンス監督

 何か官能的な作品というだけという感じもしましたが。

 

 

 

 

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ハンナ(2011)★☆HANNA

2011-09-07 | 映画:シネコン

 16才、罪を知るには若すぎる。

評価:→50点

MOVX京都にて鑑賞。

う~ん何か違うわ・・・・。ジョー・ライト監督と再びタッグを組んだシアーシャ・ローナンちゃんのアクションスリラー作品ですが。これスリラーなのかな?

正直、ストーリーがわかりにくく、、、、。何故にハンナはCIAに追われる身なのかなあと思っていたら、CIAの女性捜査官、マリッサを殺すのが目的だったことが判明。私って鈍いわ(笑)

だからそのことを阻止するためにマリアッサは逆にハンナを殺そうと追いかけるわけなんですね。

 
ハンナパパには劇中と同じ名前で出演のエリック・バナ。

雪深いフィンランドで父親のエリックと二人きりで暮らしている16歳の少女・ハンナ。元CIA捜査官の父親から戦闘技術や語学を学んだ彼女は、初めて父親のもとを離れる。

いよいよマリッサを殺すために・・・・。

マリッサを何故殺さなければならないのか?というその理由は。

ハンナの母を殺したからなんですね。確かに仇を討つという明確な理由はあるのですが、、、。

マリッサを殺す動機について(ウィキぺディアより)

かつてマリッサと同じCIAエージェントだったエリックと、ハンナの母、そしてまだ幼児のハンナは、ある機関から車で逃走中に、立ちふさがったマリッサの銃弾で車が脱輪炎上、逃げ遅れたハンナの母がマリッサの3発の弾で殺されたのだった。今際の際に「あなたは永遠に、彼女を捕らえられないわ」と謎の言葉を呟いたハンナの母。以来、マリッサは繰り返しその言葉を思い出すのだった。

愛する母を殺されたということで憎しみをもっているのは分かるのですが、このプロセスだけではかなり弱いような気がします。もっと復讐を決めた動機がなるほどなあと思うようなものならば、共感できるんですが、今一つ弱いように思います。

  
ケイト・ブランシェットがマリッサ役

脇を固める役者さん、凄いのに。物語はちょっとお粗末な感じも。。。。逃走劇なんだけどあんまり緊張感も少ない。


せっかくイメージチェンジしたシアーシャちゃんなのに、、、、。

 
マリッサはハンナ殺しのため、はとあるショーパブを訪れ、旧知の仲のアイザックス(トム・ホランダー)という男に汚れ仕事を依頼する。報酬と引き換えに、アイザックスはそれを受け入れた。

久しぶりのトム・ホランダー。今回は現代劇なので、ヅラはつけていません。金髪ヘアーのホランダ―。

さてマリッサ、エリックそしてハンナの逃走劇が続きます。追いつき、追い越し、、、、、。

途中ハンナはキャンピングカーで通りかかった米国人一家の娘、ソフィー(ジェシカ・バーデン)とその弟に出会う。その後は川の近くを通る際に、現地民が洗濯をしている衣服を盗み着て、民衆に溶け込む。

追っ手から逃れ、到達したマラケシュで古宿に入ったハンナは、主人の温情で無償で空き部屋を一晩提供してもらう。生まれて初めて電灯、テレビ、扇風機、湯沸かし器に接してパニックに陥るハンナだった。

またまたソフィー一家と再会するハンナにソフィーは何者なのか?と問い詰める場面があったり、、、、。まあありきたりな感じです。

 
ハンナはソフィーや家族と関わることで、彼らが危険に晒されると心配。決して身元を教えることはできないと。もっとハラハラドキドキなものがあれば良いのですが。どうもそこまで緊張感は無い。

何でなんでしょうね。

 

あらすじ(allcinemaより)

元CIA工作員の父にフィンランドの山奥で人知れず育てられた16歳の少女、ハンナ。幼い頃から格闘技をはじめあらゆる戦闘テクニックを叩き込まれ、ついにその戦闘能力は父をも凌ぐまでになっていた。そして、父のもとから旅立つことを決意したハンナ。父はそんな娘に、かつての同僚であるCIA捜査官マリッサに命を狙われる、“彼女に殺されるか、お前が殺すかだ”と忠告するのだが…。

 

全体に緊迫感も感じられず、ラストもそんな驚きのようなものでもなく、あっという間に終わりました。

メディア 映画
上映時間 111分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
初公開年月 2011/08/27
ジャンル サスペンス/アクション/ドラマ
映倫 G


ジョー・ライト監督

もっとタフで強さが欲しいな。シアーシャちゃん、可憐すぎってちょっと弱いかも・・・・。

 

 

 

 

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インシディアス(2010)◆INSIDIOUS

2011-09-05 | 映画:シネコン

 この恐怖は、あなたの家までついてくる…。

評価:(70点)

東宝シネマズ二条にて鑑賞。

世界的に大ヒットした「ソウ」シリーズの生みの親ジェームズ・ワンとリー・ワネルのコンビが、同じくハリウッドでセンセーションを巻き起こした「パラノーマル・アクティビティ」のオーレン・ペリとタッグを組み、彼のプロデュースの下で監督・脚本を手がけたサスペンス・ホラー。

「パラノ―マル・アクティビティ」、今一つだったので、本作はどうかな?という感じもあったんですが。評判良さそうなので、観ることにしました。

ところが意外にもこれ面白かった!キャストもプチ豪華だし、恐怖感もあります。不気味な現象も見ている私たちにも体験しながら鑑賞できるって感じ。

そこにあったものが無くなり、移動するとか?赤ちゃん用のモニターから不気味な声が聞こえたり・・・。妻ルネに見える悪霊らしき人物など・・・・。ありがちな内容なのですが、むしろその事が恐怖をあおり立てる。

どなたかが流れるバックミュージックが、効果を齎しているって書いてあったけど、やはりそうなんでしょうかね。


この映像に、娘のカリちゃんの泣き声も恐怖感倍増かな。

ルネ役のローズ・バーンは、「x-メン~」にも出演していた女優さん。

 

 長男ダルトン。

引っ越して来たばかりの自宅の屋根裏を冒険していたところ、梯子から滑り落ちて転倒。 そして翌朝、眠っていたダルトンを起こそうとしますが意識が戻らず。それ以降昏睡状態に陥ります。

昏睡状態の原因は医者にも解明できないまま、、、、。ルネはこの家に何かしら住み着いていて、家族を襲おうとしている危機感を持つ。この家を出なければ、ダルトンは助からない。

 この家が呪われているのか?

と思い、一家は引っ越しますが・・・・。既に見えない何かが・・・・。どうも家ではないようです。

新しい家でも怪現象は起こるのでした。

頼るべきものは、一体何なのか?とうとう教会の神父に助けを請うルネ。夫ジョシュは妻ルネが理解できず、不機嫌状態。

神や仏を信じなければならないところまで来ているルネ。次に彼女が救いを求めたのは霊媒師。おぉこう来ましたか。常識の見解では片付けられないことが、家族を襲っているわけですから、こうなっても仕方ない。


ジョシュの母の依頼でやって来たのは、エリ―スという霊媒師、彼女の補佐であるスペックとタッカ―の3人。ゴースト・バスター?3人組。スペック役にはジェームズ・ワン監督とコンビを組むリ―・ワネル。脚本は彼が書いている。

ちょっとネタばれです↓

彼女が驚くような真実を夫婦に話す。それは、ダルトンが幽体離脱が出来る子どもだというのだ。まるで嘘のような話だが、離脱したまま、現世に戻れないというのである。

そんなに驚くような話じゃないけどね。家族を救って欲しいわ!と切に祈るような気持ちで食ういるように観ました。幼い息子がこんな目に遭うのは忍びないものね。

 
悪魔がダルトンの魂を狙っているらしい。えぇ~!それ凄い。悪魔らしき手がダルトンのベッドに痕跡を残していたり。。。。

初めはジョシュは、一連の怪現象を信用していなかったけど、ダルトンの描いた絵を見てようやく信じることに。


防毒マスクのようなものをまとい、悪魔の正体を検証するのは、ちょっと笑えた。

ということで、ダルトンの魂を呼び戻すには一体どうすれば?このことにジョシュが深く関わっていることも判明。

ダルトンの命を救うために、家族、ゴースト・バスターの闘いが始まる!でもラストはあぁやっぱりこういうオチなのねというところはさすが王道なホラー作品なのでしょうか。

 解説(MovieWalkerより)

「ソウ」のジェームズ・ワン監督&『パラノーマル・アクティビティ』のオーレン・ペリ製作というホラー界の最恐コンビが放つ恐怖作。とある家に引っ越してきた家族が怪異に襲われるさまがショッキングなシーンの連続で描かれる。一家の父親を演じるのは『ハードキャンディ』のパトリック・ウィルソン。

メディア 映画
上映時間 103分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ショウゲート)
初公開年月 2011/08/27
ジャンル ホラー
映倫 G

 

 

 

 

 

 

 

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ピラニア3D(2010)★PIRANHA 3D

2011-09-03 | 映画:シネコン

 評価:→50点くらいかな?

観ようかどうか迷っていた作品でしたが、、、、。上手く時間取れたので、観ることにしました。

でも何で3Dにしなきゃいけないんだろうと思ったり。ピラニアが立体的映像でどこまで恐怖感をあおり立てるものか?といえば疑問です。

ところで出演者が意外にも凄い方が。一番最初にピラニアの犠牲になるおじさんが、「ジョーズ」でお馴染のリチャード・ドレイファスだった。エンドクレジットに名前が出るまでまったく気がつかず・・・・。
それ以外には「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドク役のクリストファー・ロイドも登場。

ピラニアの顔にボディ、確かにえげつないんですが、近くで見ると作りものっていうのがわかる。でも大きく映さず、沢山の数で泳いでる様子は確かに不気味で怖さを感じます。まあそのあたりは良いのかもしれません。

内容はおわかりのとおり、ピラニア軍団によって人々が餌食となるお話。びっくりしたのは湖底深い場所で古代ピラニアの異常発生?卵がたくさん育てられている。何故にこんなことになったのか?
         ↓
実は、湖の下に何と太古の地底湖が存在していた。これって信じられないような設定です。わお~!

そいでもって、卵はすぐに孵化され、殺人魚になるなんて、これも凄い話です。ひょっとしたら、人間の手によってで飼育されているんじゃないの?と思うような話だけれど。

とにかく殺人魚の威力は凄いです。

見どころは、水着姿やヌードの女性がわんさか登場することかな。男性にとってはわくわくものかも。ナイスボディの女性がいっぱい!かなり過激。

 右の女性はモデル出身のケリー・ブルック。


左 ジェシカ・ゾア 右はあのスティーブン・マックイーンの孫 スティーブン・R・マックイーン

今回の役どころは本作の主役であるジュリー・フォレスター保安官(エリザベス・シュー)の息子役でジェシカ演じるケリーに恋心を抱くジェイク。

 ノ―天気な男女がいっぱい。
 「ウェット・Tシャツ・コンテスト」のホスト役にはあのイ―ライ・ロス。

あらすじ(goo映画より)

毎年恒例の春フェスタが開催されているアリゾナ・ビクトリア湖。大学生たちによる“ウェット・Tシャツ・コンテスト”が開催され、若い男女が浮かれ騒いでいる。高校生のジェイク(スティーヴン・R・マックイーン)は、保安官の母ジュリー(エリザベス・シュー)の代わりに妹たちの面倒を見ることになっていた。しかし、町を訪れていたポルノ監督デリックにロケハンのバイトを頼まれ、興味本位から引き受ける。母親にばれないように妹たちに口止めし、ジェイクは片思いの相手ケリーとともに、湖の絶景スポットで、ポルノ女優ダニーとクリスタルによる絶景ショーを楽しむ。一方、前日に地震のあった湖では、地質調査員のノバクたちが湖の下に巨大な太古の地底湖の存在を発見する。地震でできた湖底の割れ目から調査員が地底湖に潜るが、何千匹もの凶暴な魚に食い殺される。案内役を務めていたジュリーは、魚に詳しいグッドマンから、それがピラニアの祖先だと聞かされる。地底湖で共食いをしながら生き延びたピラニアたちは、獲物を求めて浮上する。保安官たちはフェスタのメイン会場で退避を呼び掛けるが、イベントに興奮する群衆は聞く耳を持たない。やがてピラニアの大群が押し寄せ、湖はたちまち血の色に染まる。そのころ、ジェイクやケリーたちの乗ったクルーザーも座礁し、ピラニアの猛威が迫っていた。 


保安官ジュリ―と地質調査員のノバクの奮闘も見物!ジュリ―、勇ましい活躍。

でも何万匹のピラニアと格闘するのは至難の業。


切り刻んだところで、勝ち目なし。この人も最後は、、、、。


ポルノ監督デリック(ジェリー・オコンネル)もピラニアの餌食に。

もはや人間の力ではどうすることもできない。危険を回避するには、湖に近づかないことしかないような。ラストは一見落着のように見えましたが、その後これまた凄いオチで締めくくられます。

それはある人の一言で、、、、。

解説(allcinemaより)

 ジョー・ダンテ監督による78年のカルト・ホラー「ピラニア」を、「ハイテンション」「ミラーズ」のアレクサンドル・アジャ監督が3Dでリメイクしたバイオレンス・モンスター・パニック。セクシー美女コンテストが開催されるアメリカ南西部の湖を舞台に、独自の進化で恐るべき凶暴性を獲得したピラニアの大群が突如若者たちへと襲いかかる惨劇の一部始終を、エロとグロに徹した過激シーン満載で描き出す。出演はエリザベス・シュー、アダム・スコット、スティーヴン・R・マックイーン。また、ゲスト出演でイーライ・ロス、クリストファー・ロイド、リチャード・ドレイファス。
メディア 映画
上映時間 89分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ブロードメディア・スタジオ)
初公開年月 2011/08/27
ジャンル ホラー/パニック
映倫 R15+

 

公式ウェブサイト(英語)

公式ウェブサイト(日本語)

 

 

 

 

 

 

 

Comments (2)
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エッセンシャル・キリング(2010)▲▽ESSENTIAL KILLING

2011-09-01 | 映画:ミニシアター

 逃げろ!! 

評価: は10点→70点

京都みなみ会館にて鑑賞。「メタル・ヘッド」鑑賞後に観ました。

「アンナと過ごした4日間」のイエジー・スコリモフスキ監督最新作。前作「アンナと~」も面白い作品だったので、本作もかなり楽しみにしていました。

びっくり!ビンセント・ギャロ扮するアラブ兵士はセリフもまったくありません。そしてひたすら逃げます。米兵はセリフあり!

荒涼な大地(アフガニスタン?)を逃げまくるムハンマドが米兵に追われるシーンから始まります。洞窟に逃げ込み、バズーカで米兵を吹き飛ばします。

ところがヘリに攻撃され、爆音で聴力を失い、結米軍の捕虜となってしまいます。あらどうなるの?

 

捕虜となりますが、移送中幸いにも車が横転。ここからまた逃亡劇が始まるわけです。

人を殺して車を奪い、手錠も何とか外せる。そして森の中へと逃げ込む。場所はロシアそれとも北欧らしいようです。熱い国から寒い場所に舞台が変わりました。

ここからが本作の見せ場。森で動物を取る仕掛けに挟まり、靴が台無しになったり。そのため裸足で雪の道を歩く。わあ~これ痛そう。凍傷になるかも。観ているだけで、辛そうなシーンが何度もあります。

複数の犬に取り囲まれたり、犬にかみ殺されるんじゃ?とびくびくします。チェーンソーで人を殺したりしながら、何とか生き延びるために逃亡は続く。

生きるためには食料も。アリ塚を堀り、アリを食す。アリの味はどう?木の実はOKですね。

一番びっくりしたのは、森の中を自転車に乗っていた若い主婦が休憩して、赤ん坊に母乳与えるシーン。その様子をうかがっていたムハンマドはいきなり彼女を襲い、やったことは母乳を吸うのだ。

これはちょっと笑えてしまいました。生きる延びるための選択だが、、、、。これはビックリでしたね。もちろん若い主婦も失神ですわ。

そうそう湖?で魚釣りしていたおじさんの魚もいきなりくわえ、持ち去るのもありましたね。おじさんも驚いていました。

 それにしても凄いですね。ひたすら逃げるだけの映画を作るなんて。

極限状態の人間の生命力はどこまであるものなのか?というのを教えてもらっているような気がしました。

しかしそんなムハンマドも後半の最後近くでは、倒れ込みます。運よく、森の中にある明りのついた家の前で、、、、。

腹部にはかなり深い傷跡があり、家に住む女性に助けられ、治療をしてもらいます。マーガレットという名前らしいんですが、彼女は聴覚障害らしく、言葉はありません。なので2人の会話もまったくありませんでした。

監督の話によると、セリフがあることで情報が伝わってしまうので、あくまでも曖昧性を重視したそうです。

さて彼はマーガレットから白い馬をもらい、それに乗って何処かに向かうことに、、、、。

そして、、、、。突然のラストに。さてムハンマドは何処に?この終わり方にまたびっくり。この結末をどう解釈するべきか?

ムハンマドはどうなったのか?謎だらけです。


イエジー・スコリモフスキ―監督

 作品紹介(goo映画より)

『アンナと過ごした4日間』『早春』のイエジー・スコリモフスキ監督が、イスラエル、ポーランド、ノルウェーの3カ国にまたがるロケーション撮影を敢行した一大スペクタル巨篇。極限まで削ぎ落とした大胆な構成、未だかつて見たことのないサバイバル・アクションの連続で観る者を圧倒する。第67回ヴェネチア国際映画祭で最優秀男優賞を受賞したヴィンセント・ギャロが、米軍に追われるアラブ人兵士に扮しキャリア最高の名演技を披露。83分ただ逃げ回るだけの男を顔面の筋肉と鍛え上げた肉体のみで表現するさまは前代見聞のパフォーマンスと言える。

メディア 映画
上映時間 83分
製作国 ポーランド/ノルウェー/アイルランド/ハンガリー
公開情報 劇場公開(紀伊國屋書店=マーメイドフィルム)
初公開年月 2011/07/30
ジャンル アクション/サスペンス/アドベンチャー

  

オフィシャル・サイト
http://www.eiganokuni.com/EK/

 

 

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残暑厳しいけど、9月!気になる作品、観たい作品、今回はいくつ?

2011-09-01 | 映画全般

9月が始まる・・・。

猛烈な暑さだった今年の夏。幾分和らいだものの、まだ残暑きびしい日が続きます。皆さん、お元気ですか?

私にとって最悪の夏となりました。何と4回も風邪をひきました。ようやく復帰?いやいやまだ油断できません。また何が起こるやら?

用心、用心しながら、映画鑑賞です。さて9月はどうなることやら

以下、9月上映予定作品マイラインナップ♪

シネコン上映作品

9月1日~

カウントダウンZERO

アカデミー受賞作『不都合な真実』のプロデューサー、ローレンス・ベンダーが再び、人類に警告する地球の危機

9月3日~

オープン・ウォータ― 赤い珊瑚礁

オープン・ウォータ―シリーズ第3弾!

9月10日~

グリーン・ランタン

アメコミ大手DCコミックのヒーロー作品をライアン・レイノルズ主演で映画化したアクション大作。

アザ―・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事

主役になりたい! 主役になりきれない!"アザー・ガイズ=その他大勢の刑事"の次世代ヒーローコメディ!!

ウィル・フェレル&マーク・ウォルバーグ主演作品。

9月17日~

ラビットホラー3D

3D映画を鑑賞中の姉と弟が、突然画面から飛び出したウサギの縫いぐるみを受け取ったことで不思議な現象に巻き込まれていく3Dホラー。主演は満島ひかりちゃん。

アジョシ

韓国を熱狂させた、2010年度No.1大ヒットのアクション・エンタテインメント、ついに登場!

ウォンビン&キム・セロンちゃん共演

9月23日~

スリ―ディズ

無実の罪で投獄された妻を救うため決死の行動に出た男の姿を描く『すべて彼女のために』をポール・ハギス監督がリメイクしたサスペンス・アクション。主演はラッセル・クロウ!

親愛なるきみへ

チャニング・テイタムとアマンダ・セイフライド主演のピュア・ラブストーリー

プリ―スト

 ポール・ペタニ―主演のホラーアクション映画。

ミニシアター上映作品

9月3日~16日

陰謀の代償

「男たちのヒート祭り」第7弾。

チャニング・テイタム、アル・パチーノ、ジュリエット・ビノシュ、が出演。

9月10日~

黄色い星の子どもたち

1942年、ナチス・ドイツ支配下のパリで行われた史上最大のユダヤ人一斉検挙“ヴェル・ディヴ事件”を事実に基づき、子供たちの視点で描いたヒューマンドラマ。
出演:メラニー・ロラン、ジャン・レノ

9月10日~23日

レイチェル・カ―ソンの感性の森

9月10日~23日

LIFE IN A DAY

9月17日~

ちいさな哲学者たち

1960年代に発表された“子どものための哲学”という研究成果に基づき、世界で初めて哲学の授業を取り入れたパリの幼稚園の様子を捉えたドキュメンタリー。

9月17日~30日

ミツバチの羽音と地球の回転

エクレール~お菓子放浪記

西村滋の小説『お菓子放浪記』を「ふみ子の海」の近藤明男監督が映画化。

9月24日~10月7日

いのちの子ども

イスラエルとパレスチナ自治区を舞台に、骨髄移植の必要なパレスチナ人の赤ん坊を救おうとする母親とイスラエル人医師たちの交流を通じて、命の価値を問いかけるドキュメンタリー 

 

以上17作品 またまた今月も多いなあ~。

 

 

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