ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

一生かかって

2005年07月03日 | 随想録

                                         昨夜は「Baby」さんの伴奏。




 カラ梅雨のために川はヒビ割れ、田は干上がり、日本中が麩の如く乾ききっていた先月とはうって変わって、先週末からは待望の雨! 
 と、ガラにもなく日本の農業の未来のために喜んだのも束の間、なんじゃこりゃ、来週の日曜までお日さんマークが全然見当たらんぞ!
( ̄□ ̄;)


 今日も朝からよく降ってます。昨夜、というか今朝3時前まで演奏していたにもかかわらず、フツウに早起き(まさか老化・・・)して、またもやダラダラとレンタルショップになぞ行き、バッド・カンパニー、フリートウッド・マック、ロキシー・ミュージックなんかを借りてきました。
 聴きながらブログでも書こうか、って感じです。


 さて、若い頃はお金もあまりなく、思うようにCD類も買えなかったんだけど、自分の好きなことにある程度遠慮なくお金を使えるようになり、欲しいな~買ってしまお~( ̄∀ ̄)ヘラヘラ、みたいな一種の衝動買いもできるようになりました。(モノによりますけれど。世の中にはこういう感覚で車や飛行機や船や城なんかを買っちゃう人がいますが、それはマネできんなあ・・・)


 それでですね、ざっと計算してみやんですが、いま現在月4枚前後のペースでCDを買っているとする。てことは平均して年40枚くらい買っているんだと思う。
 年40枚ということは、10年400枚、50年2000枚。それにレンタルするであろう枚数(10年200枚として50年で1000枚)を足すと、、、
 合計で約3000枚。
 残りの人生で聴くことのできるCDはあと3000枚・・・。


 さらに、映画見て本読んでスポーツに夢中になる時間があるはずだし、楽器を練習する時間だって必要なんだから、えーとえーと、 
 おいおい時間がいくらあっても足りないよ~ 
 死ぬまでに素晴らしい作品全部は聴けないし見られないのかぁ・・・。


 古今東西あわせて、音盤・美術品・本・映像の作品を合わせると、膨大な数になると思うけど、一生かかってCD3000枚聴いておしまい?
 その中には、気に入って繰り返し聴くものもあるかわりに、一度聴いてそれっきりのものもたくさんあるだろうし。
 良いものだけに巡り合いたい、とかいう人もいたけど、良くないものに巡り合うからこそ、「良し悪し」が解るようになるわけだからなぁ。


 そうかぁ、あと約3000枚聴いたら人生終わりなんだな。
 なんか得体の知れない、新たな感慨が湧いてきたぞ。


 ぼくが死んだら、今まで買い集めたCDやDVDはどうなるんだろう。
 二束三文で売り払われるかもしれないな・・・


 もしかすると
     スズメよけとかコースターがわり 
           使われる可能性もあるんじゃなかろうか (T□T;)
 


 などと、このような愚にもつかぬことを考えて、ジメジメした日を自らの手にによってさらにジメジメさせてしまいました。





コメント (2)
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