ナス。「ナス」で検索したら「ビーナス」まで引っかかる。美茄子(笑)。
「ワタシってぇ~、天然なのぉ~」
と、臆面もなく口にするアホな女を見かけることがあります。
自分で自分のことを宣伝する奴に
ロクなのがいないことは周知の事実ですが、
とくに自分のことを「天然だ」などとホザく女は、
暗に「わたしってカワイイのよ」と
アピールしているのと意味が同じである場合が多いので、
正座させてセッキョウしてやりたくなります。
「天然ボケ」と「馬鹿」は別物なんですよ。
しかしですね、
天然ボケとアホな性分が合体したような実例を
ぼくは知っています。
これがまた血を分けた従妹ときてるんだから…
このふたつを合わせると、オソロシイというか、もう無敵。
親戚で赤ちゃんが産まれた夫婦がおりまして。
三人目のお子なんですけど。
そのオソロシイ従妹とともに、
お見舞い、というか、お祝いに行ったわけですよ。
従妹、赤ちゃんを見るなり
「まあカワイイ~~」
脳内は蒸してますけど、子供好きのかわいい奴なんです、根は。
でも、
「この赤ちゃんかわいくないですね」
などと口走る人にもそうはお目にかかれないですけどね。
ところが、「抱っこさせてぇ~」と赤ちゃんをそっと抱きながら、
「とっても小ざかしい顔してるねぇ~」
続けて口から出てきた彼女のその言葉に、
思わずその場にいたみんなはポカ~ン。
(゜Д゜)
あの~、それ、褒め言葉になってない…
【註:こざかしい[小《賢しい](形)能力や誠実みが伴わないのに、口だけはうまい様子。三省堂・新明解国語辞典より】
賢こそう、というつもりだったのか、もしかして…
だいたい、口のうまい新生児、ってなんやねん、それ…
さらに追い討ち。
「一姫二太郎三ナスビ、って言うもんね。良かったね」
おいおい…
それを言うなら「一富士二鷹三ナスビ」だろう、と。
もしくは「一姫二太郎」ではないか、と。
いったい何がどう良かったんだ!? ( ̄ロ ̄;)
予想外の攻撃を受けたお母さん、しばし魂が抜けていた。
恥ずかしい、というより、恐ろしささえ感じた一瞬だった(笑)。