箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

18沖縄修学旅行レポート31

2018年06月11日 18時29分49秒 | 教育・子育てあれこれ




JAL2088便は離陸が遅れましたので、今から出発します。


二泊三日はあっという間に過ぎました。修学旅行は中学校生活の最大の行事と言われます。

修学旅行中、保護者の方は、「いま、わが子はどうしているかな?」と、その都度ごとに沖縄へ思いを馳せておられたことと存じます。

それならば、できるだけタイムリーに、お子さんの様子を伝えられたらと思い、ブログを更新してきました。

ただし、当日は本務がありますので、ブログにかかりっきりにはなれません。

そこで、修学旅行前に3日間の行程をすべて見通して、あらかじめ約30のブログ文を作っていました。

いつでもアップできる状態で保存しておき、あとは当日撮った写真を貼り付けて、文案を必要に応じて、修正して随時アップしていました。


膨大なアクセス数をいただきました。
例えば、昨日1日だけでも14000ほどのアクセス数となりました。ありがとうございました。

ブログには、全体のことしかのせていません。お子さんが家に帰られましたら、ゆっくりと感想や「おみやげ話」を聞いてください。

なお、2年生は6月8日(金)、9日(土)と、奈良県曽爾高原へ宿泊学習に出かけていました。私が修学旅行にかかりっきりで、2年生のレポートはほとんどできていません。

2年生は入学後、初めての宿泊行事であり、初めての場所でもあり、保護者の方も気にされていたでしょう。

また、今日11日は1年生の校外学習でもありました。これもブログには載せることができていません。

ご家庭で、お子さんから様子や感想を聞いてくださいましたら、幸いです。


「18沖縄修学旅行レポート」は今回で終了します。

「いま、子どもは何をしています」だけではなく、修学旅行の活動で、三中がめざしているのか、生徒にどうなってほしいと望んでいるのか、なんのためにこの活動やプログラムが入っているのかをご理解いただけるよう発信してきたつもりです。

お忙しい中、おつきあいくださり、読んでくださった皆様方に、心より感謝いたします。

ありがとうございました。
(校長 主原照昌)

18沖縄修学旅行レポート30

2018年06月11日 17時34分14秒 | 教育・子育てあれこれ




空港ロビーで、全体集合しました。
時間があるので、荷物整理をしました。


ここで、看護師さん、現地添乗員さんとはお別れです。おわかれのごあいさつをしてもらいました。

帰りの航空券を配りました。なくさないようにしてください。


大きなカバンを預け、手荷物検査のゲートをくぐりました。



搭乗口まで移動し、飛行機がのれる時刻まで待ちます。

帰りはJAL2088便で、18:05出発予定です。伊丹空港には19:55到着予定です。





18沖縄修学旅行レポート29

2018年06月11日 16時29分49秒 | 教育・子育てあれこれ



お世話になったバスガイドさん・運転手さんともお別れです。

バスガイドさんにも、三中の子は本当によくしていただきました。

降り際に「あいがとうございました」とお礼を言う生徒をみていると、こちらまでホロリときました。



とはいいながらも、じゅうぶんに別れを惜しんでいる時間もありません。バスは空港前に一時停車です。

思いっきりすばやく生徒のカバンをトランクから降ろします。荷物を受け取った生徒は空港ロビーに入っていきます。

18沖縄修学旅行レポート28

2018年06月11日 16時17分10秒 | 教育・子育てあれこれ





バスは那覇市に入り、牧志駅前につきました。
バスを降りて、国際通りの班別散策でした。

「何のおみやげを買おうか」と品定めしている生徒、もう買うものと買うお店が決まっている生徒もいました。


いちばん人気があるのは、紅イモタルトを売る「御菓子御殿」で、多くの生徒が立ち寄りました。


ちんすこう、沖縄そば、サーターアンダーギー、もずく、海ブドウ、「海人」のTシャツ、
アクセサリー・・・・。ありとあらゆるものがおみやげになります。

決められたお小遣いの中で、思案しながら買っていました。

おうちも人たち、お子さんはおみやげをもって帰ります。お楽しみに。

帰阪は遅くなります。お腹がすくので、帰りの飛行機で食べる軽食も買っておこう。



16:00には走って集合した班もありましたが、全員揃ったので、16:10に空港に向かい出発しました。

18沖縄修学旅行レポート27

2018年06月11日 13時51分37秒 | 教育・子育てあれこれ



途中で、道の駅嘉手納にトイレ休憩で寄りました。



この道の駅では上にのぼって、嘉手納基地が一望できます。

これほど広い敷地が、基地として使われていることや沖縄の抱える基地問題を実感することができました。

おりしも、今日の朝、那覇市の南沖海上に米軍の戦闘機F15が墜落しました。嘉手納基地を飛び立った機体というので、基地問題を現実として捉えました。

展望台では、マスコミ報道陣がカメラを構えて、戦闘機の写真を撮るため集まっていました。




今、道の駅を出て、那覇に向かっています。



18沖縄修学旅行レポート26

2018年06月11日 12時30分03秒 | 教育・子育てあれこれ


沖縄の自然に触れること、その中で体験することは、さきほど、沖縄を好きになる要素であると、私の考えを書きました。



沖縄を好きになるもう一つの要素は、人の温かさに触れるということです。沖縄の人情や温かさに触れる経験は、いまや人間関係が疎遠になる現代社会においては貴重なことです。

願わくば、三中生が、将来、家族旅行や友人と何度か沖縄を訪問する「リピーター」にな
ってくれればいいなと思います。


さて、バスの中では、記憶の新しいうちに、民泊についてのアンケートを行いました。

また、1日目の夜のディスカッションプログラムの継続で「投票用紙」も、学級担任が配りました。

この投票用紙は、のちほど国際通りを班で散策する途中で、スタバ前で回収することになります。

18沖縄修学旅行レポート25

2018年06月11日 12時16分47秒 | 教育・子育てあれこれ




お昼前になり、生徒たちは続々と東村営体育館に民家さんと一緒に集まってきました。

11:40からは退村式が始まりました。



民家代表のあいさつ、生徒代表のお礼の言葉のあと、民家さんに感謝の気持ちをこめて、「HEIWAの鐘」を学年合唱しました。

「お世話になった民家さんの家族に聞いてほしい」という生徒たちの思いがこもった合唱となりました。体育館中に大きな声が響き渡りました。

そのあとは、学年全体の集合写真を撮りました。





「お別れタイム」には、手をとりあって、民家さんに別れを告げる生徒、涙で別れを惜しむ生徒もいました。

さまざまな思いをのせて、クラスごとにバスが出発しました。


18沖縄修学旅行レポート24

2018年06月11日 11時21分36秒 | 教育・子育てあれこれ



沖縄修学旅行といえば、学校はやはり平和の学習を大切にします。

私も、平和学習を大切に思います。でも、二泊三日が「平和学習漬け」になってはいけません。

沖縄は沖縄戦があった島というだけでなく、豊かな自然の宝庫です。海で泳いだり、豊かな文化に触れる。このことで、生徒たちは沖縄が好きになります。

平和の学習は「エキス」の部分だけで十分だと思っています。この美しい自然に触れて、人とのふれあいができ、沖縄が好きになる。

好きになった子どもは、修学旅行で沖縄線の実相の「エキス」が残り、将来、再訪したとき平和に関心も持ち、戦跡を訪れることにもつながります。

わたしは、箕面市で沖縄修学旅行を始める前に、読谷村の小橋川さんという人からこの話を聞いて、20年以上たった今でもこの基本的な考えは揺らいでいません。

18沖縄修学旅行レポート22

2018年06月11日 06時16分32秒 | 教育・子育てあれこれ


おはようございます。修学旅行最終日を迎えました。こちらの天候は、雲は多いながらも晴れています。

こちらは、昨日までの2日間、雨らしい雨にあうことなく過ごしてこれました。

ありがたいことです。


東村は、沖縄の中でも、海と緑が豊かで、やんばるの森をたくわえた土地です。

明治・大正時代の政治家であり、足尾鉱毒事件を問題にしたら田中正造さんは、かつて言いました。

「真の文明ハ
山を荒らさず、
川を荒らさず、
村を破らず、
人を殺さざるべし。」


自然を大切にして、人を大切にする。

東村の民家さんは、このことを子どもたちに教えてくれるのかもしれません。


さて、生徒たちは、民家さんの家で、最終日を迎えました。布団をたたみ、健康チェックをして
民家ごとに工夫した朝食をいただきました。

過去の例では、「食べきれないほどの量だったけど、おいしかった」と生徒が振り返っていました。今回もそうだと思います。

今日は、午前中に「家業体験」として、農作業に従事する班が多くなります。

沖縄では、赤土の畑にパイナップルがたくさん植わっている風景をいたるところでみることが
できます。

私は植わっている紅イモを掘り起こして収穫して、紅イモチップスを作ったこともあります。

また、パイナップルを収穫して、ジャムを作ったこともあります。

昨日は、サーターアンダギーを生徒と一緒に作った民家さんもあったそうです。

きょう、生徒たちはどんな体験ができるのか、楽しみです。