昨日のブログでは、子育てや教育において、競争はよくないと述べました。
それを読まれた人たちのなかには、
「競争がないと子どもにとってはよくない。
だって、世の中には競争があるじゃない。
競争心をもち、切磋琢磨して人は成長するのよ。
競争はよくないとは理想だ!」
このようにお考えの人の声が聞こえてきそうです。
ことわっておきますが、わたしは競争すべてがよくないと言っているのではないのです。
競争する意識や心が子どもの中で生まれているか、外から駆り立てられて生まれているかによる違いです。
日本経済が発展を遂げたのは、国際競争力の高い製品や商品を生み出すために他国に負けない技術を磨いたのです。
アスリートの世界では、歴然とした勝ち負けがあります。
競争は競技をする以上必要です。
戦う相手がおり、自分より強い人(チーム)があるから、自分を高めようとするのです。
アイドルのグループもそうです。自分が選抜メンバーに選ばれるかというし烈な競争があります。
ただし、これらは自発的に内面に起きる健全な競争心であるから、メンバーと切磋琢磨して成長します。
しかし、その競争が親自身が意識的に、あるいは無意識的に駆り立てられて起きている競争心であるなら、子どもはそれにのせられている点で、競争はよくないという意味です。
他者との競争(比較)で、その子の価値をはかるものではないということです。