アメリカの自国主義への傾倒、イギリスはEUを離れ、中国は1党独裁で政党政治がない中、経済発展を続けます。
台風が巨大化して、大きな被害をもたらす気候の変動、大きな地震による自然災害。
世界はどこに向かうのか、日本はどうするのか、なんとなく不安感が高まるのは私だけでしょうか。
AIが発達して、私たちの仕事に変化がおこるのか、生活はどうなるのか。
このように考え、これからの行く末に不安をもつのだと思います。
私たちの文明は、大きなターニングポイントを、いま迎えているようにも思います。
第二次世界大戦後、日本は、また世界は自由や平等の社会を求め続けてきました。
それは、人権尊重という概念が下支えしていました。
しかし、最近インターネット上に溢れる差別的な言論、悪質な書き込みやヘイトスピーチ、自分の意向にあわない者は容赦なく排除するなど、深刻さを増してきています。
自由・平等の社会という理念の実現を目指す間に抑えこまれていた言論が噴き出したようにも思えます。
自分への関心が高まり、自己中心の考えや行動が広がる中で、いかにして他者への思いや関心を向けるようになれるか、持続可能な社会づくりの基礎をどう築いていくか。
そのために、次世代の人を育む学校教育が果たす役割は大きいと考えます。