8月25日ののブログでは「どこいった キャンパスライフ」を書きました。
新型コロナウイルス感染防止のため、大学が対面式授業を行わず、ほぼすべての授業をオンラインで遠隔で行っていることについて書きました。
その後、各大学は後期の授業に入っていますので、前回の続編としてこのブログで書きます。
小中高の学校が、6月から授業を再開して、児童生徒は学校に登校して授業を受けていましたが、多くの大学は遠隔授業を基本にしてきました。
その後、9月後半に後期日程が始まりました。後期からは、ほぼすべての大学が対面授業を行います。ただし、その対面授業はすべての授業についてではなく、遠隔授業との併用となっています。
文部科学省の調査を引用します。後期からはすべての授業を対面式で行う大学は、ほぼ2割にとどまります。
(参照:ブログのカバー写真:遠隔授業と対面授業を併用する大学を対象に後期の見通しを8月25日から9月11日の時点で調査したもの)
大学は学生の数が多く、行動範囲が広いことから感染のリスクが大きいという事情があります。
もしクラスターが発生したらたいへんなことになるという理由で、対面授業を併用するとはいえ、それは実験やゼミなどの一部だけにとどまるのが実情です。
感染リスクの高いトイレ、学食、図書館では飛沫対策が迫られますが、今回私立大学には施設改修費のための予算措置がありませんでした。
また、国から私立大に支給される補助金は、学生1人あたり国立大の約13分の1しかありません。
その後、各大学は後期の授業に入っていますので、前回の続編としてこのブログで書きます。
小中高の学校が、6月から授業を再開して、児童生徒は学校に登校して授業を受けていましたが、多くの大学は遠隔授業を基本にしてきました。
その後、9月後半に後期日程が始まりました。後期からは、ほぼすべての大学が対面授業を行います。ただし、その対面授業はすべての授業についてではなく、遠隔授業との併用となっています。
文部科学省の調査を引用します。後期からはすべての授業を対面式で行う大学は、ほぼ2割にとどまります。
(参照:ブログのカバー写真:遠隔授業と対面授業を併用する大学を対象に後期の見通しを8月25日から9月11日の時点で調査したもの)
大学は学生の数が多く、行動範囲が広いことから感染のリスクが大きいという事情があります。
もしクラスターが発生したらたいへんなことになるという理由で、対面授業を併用するとはいえ、それは実験やゼミなどの一部だけにとどまるのが実情です。
感染リスクの高いトイレ、学食、図書館では飛沫対策が迫られますが、今回私立大学には施設改修費のための予算措置がありませんでした。
また、国から私立大に支給される補助金は、学生1人あたり国立大の約13分の1しかありません。
私立大学運営のための経費は授業料に大きく依存しているのが実情です。
教室で学生間の距離をあけるには、受講学生数を減らさなければなりません。でも、学生を分散させると教室が足りなくなります。
そのような事情で、対面授業を全面的に復活させるのは難しいわけです。
大学の教員も、遠隔授業に慣れてきました。これで、授業が何とかできるならいたしかたないと考える人もいるでしょう。
教室で学生間の距離をあけるには、受講学生数を減らさなければなりません。でも、学生を分散させると教室が足りなくなります。
そのような事情で、対面授業を全面的に復活させるのは難しいわけです。
大学の教員も、遠隔授業に慣れてきました。これで、授業が何とかできるならいたしかたないと考える人もいるでしょう。
むしろ、遠隔授業で十分と考えている人もいるかもしれません。
とはいえ、学生からはこんな声も上がっています。
〇 繋がらぬ ネット回線 人づきあい
〇 忘れてる 提出期限と 通学路
〇 二度寝して また二度寝しても 間に合った
〇 帰省して いない下宿に 金払う
これは、関西大学の学生が作った「コロナ川柳」です。
通学時間がかからないことを前向きにとらえている学生もいますが、遠隔授業が長く続く中で、ストレスや不安を抱えていることがわかります。
関西大学では、感染拡大防止策を行った上で、大規模講義を除いて原則として対面式に切り替えています。
困難な点はいろいろとありますが、対面と遠隔を組み合わせて、一つの授業を対面と遠隔の同時で行うとか、どちらを受講するかは学生がきめることができるとか、日による入れ替え制をとるとか、大学関係者の工夫が必要なのだと考えます。
大学教育の質を下げることなく、どう維持していくかがウイズコロナ時代の課題であると思います。
(本文は、毎日新聞の10月1日号と9月25日号の記事を参照せてもらいました。)
とはいえ、学生からはこんな声も上がっています。
〇 繋がらぬ ネット回線 人づきあい
〇 忘れてる 提出期限と 通学路
〇 二度寝して また二度寝しても 間に合った
〇 帰省して いない下宿に 金払う
これは、関西大学の学生が作った「コロナ川柳」です。
通学時間がかからないことを前向きにとらえている学生もいますが、遠隔授業が長く続く中で、ストレスや不安を抱えていることがわかります。
関西大学では、感染拡大防止策を行った上で、大規模講義を除いて原則として対面式に切り替えています。
困難な点はいろいろとありますが、対面と遠隔を組み合わせて、一つの授業を対面と遠隔の同時で行うとか、どちらを受講するかは学生がきめることができるとか、日による入れ替え制をとるとか、大学関係者の工夫が必要なのだと考えます。
大学教育の質を下げることなく、どう維持していくかがウイズコロナ時代の課題であると思います。
(本文は、毎日新聞の10月1日号と9月25日号の記事を参照せてもらいました。)