今の学校での授業では、「主体的・対話的で深い学び」が成立する活動を行います。
また、知識・技能を身につけるだけでなく、その知識・技能を実生活で活用できる力を児童生徒に求めることになります。
その通りなのですが、学習を通して知識を身につけることは、学習の基本であり、それはいくら時代が変わっても、知識の大切さは不動のものです。
その知識に関して、『論語』には次のことばが書かれています。
子(し)曰わく(のたまわく)、
知はこれに及(およ)べども仁(じん)これを守ること能(あた)わざれば、
これを得ると雖(いえ)ども必ずこれを失う。
いくらたくさんの知識を得ていたとしても、仁愛を抱いていないなら、いずれは知のたはらきもむなしくなる。
ですから、人間愛に下支えされた知識こそが大切なのだと説きます。
これは、教育の本質をついていると考えます。
児童生徒に人間愛をもって授業をする教師でなければなりません。
また、その得た知識を人間愛をもって活用する児童生徒になることを求める言葉だと、私は考える次第です。
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