膨大なデータの集積から共通する傾向や特徴を見つけ出し、自分も進歩する働きをもつものが人口知能です。
さらに、5Gが加わり、次世代通信規格が整っていきます。
それらを応用して、自動車の自動運転が本格化するでしょう。
その自動車はAIが操縦することになります。
しかし、AIがミスをして起きた事故の責任は誰がとるかという新たな問題が生まれてきます。
だから、AIは私たちの生活を豊かにしてくれる反面、厄介なことも引き受けていくことになるのです。
つまり、AIは言うなれば光の部分と影の部分の両方を持つのです。
原子力が大きな恩恵をもたらすことから、過去に科学者は鋭意研究して開発をして利用可能なものにしました。
しかし、同時にそれが爆弾に使われて大惨事が起きてはじめて、ことの重大性を認識しました。
日本人は唯一の原爆が投下された悲惨さを経験しています。
AIが同じ道をたどらぬように、影の部分をしっかりと見つめ、人間を中心にするという一貫した軸をAI活用の中心にすえなければならないのだと思います。
わが国は、少子高齢化に突入します。介護や医療にかかわる人が足りなくなると言われています。
地方では過疎が進み、買い物や病院でみてもらうことや行政のサービスに困難が生まれることが予想されます。
このような課題に対して解決策を示すAIの役割は大きいでしょう。
第一に人間を大切にするという価値観を根本にしてAI活用を推進していくことが、現実的であり、恩恵も望むことができる必須の条件だと思います。
日本が成長社会から成熟社会として発展する行方は、この価値観にあります。
教育でも、その成熟社会実現の担い手を育てる方向で、人を育てるという役割が求められるのです。
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