今の子どもは「個性を大切にする」とか、「個性を伸ばす」という価値観のもとに育っています。
また、その保護者の世代も同様だったと思います。
世の中全体も個性的に生きるという方向性で動いています。
個性を大切にするという価値観は、必要です。
ただ、個性や個を生かせるようにするためには、集団の中での「ふつうの」行動規範や常識を身につけることも必要になります。
公立の学校は、基本的に、集団の中で他の子といっしょに生活する力をつけることを目標としています。
その点では、いわゆる「ふつうの子」を育てるという役割を、学校はもっていることになります。
ふつうの子と個性のある子という、相反するような要素を両立させるという、けっこう難しい課題をもっていますし、敏感な子はその矛盾を感じて学校生活を送っていると言えます。
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