夫婦の共働きが当たり前になったいま、保育園に子どもを入れている、ある母親が妊娠しました。
そして、親が育休を取得しようとすると、2歳児までは子どもが保育園をやめなければならない事例が散見されます。
それは自治体の対応方針次第になります。
育休で親が家にいるなら、子どもを家でみなさい。
そう決めている場合はやめなければならなくなります。
半年後には、育休が終わり、また園にもどることになるのに、いったんは退園を強いられます。
待機児童が増えるかもしれなくなるからという理由です。
待機児童は10年前と比べると、大きく減少した現状であっても、下ので子で育休をとるなら上の子は保育園をやめてくださいという自治体もあるのです。
一方で、育休で親が家にいるようになっても、子どもが保育園をやめなくてもいいとしている自治体もあります。
やめなければならない場合は、子どもがやっと園に慣れて、安定して生活していたのに、急な環境の変化は、子どもにとっても不安が増し、親子は家のなかに閉じ込められ、たいへんです。
やめなければならないのなら、次の子どもを産み控える親も出てきます。
これでは、少子化対策にも逆行することになります。
子どもをみるのが親だけに限定されやすく、ほかに子育てを頼る人が見つかりにくい現代では、すべての自治体が融通のきく制度を拡充するべきでしょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます