「Go To トラベル」の事業が7月22日から始まると報道されました。
これはもともと新型コロナウイルス感染が終わったあとに、旅行・観光業の受けたダメージを回復するために予定されていたものです。
ところが、7月23日からの土日も含めた4連休に旅行を促進しようと、急きょ早く行うことになったと聞きます。
3月から始まった、新型コロナウイルスへの対策にかかわるこの間の国の動きは、「拙速」という言葉が当てはまるのではないかと、私は思います。
ものごとを始めるには、考えすぎてタイミングを逃すのはよくないです。でも、ケースによってはさまざまなデータから検討を慎重に重ね、事業を始めないと取り返しのつかなくなることがあるのも事実です。
現状で言えば、新型コロナウイルス感染者は、東京で連日の200人越え、大阪でも増加傾向に転じて「黄信号」になっています。
この状況で、国内いっせいに「旅行へ行きましょう」は、あまりに無謀というか、思慮が足りないのでないかと考えてしまいます。
ほんとうに、国は感染防止拡大に真剣に考えているのかと疑問が出てきます。
「感染防止と経済活動を両立する」といいながら、本音では、「少しぐらい感染が広がっても、どうせ第二波はきますよ。
旅行・観光をする人は、宿泊業だけでなく、みやげ物などの小売り、さらには交通業までお金を落としていくんだ。激減した旅行客を増やすんだ」という発想でないかと思ってしまいます。
ほんとうに感染防止に真摯に取り組んでいるのなら、まずは観光客を住まいの近場の観光地に誘導するキャンペーンなど限定的に、地域ごとに行うなどしたらどうでしょうか。
「いやー、それでは運輸業が潤わないのですよー」という考えもあるでしょうが、一定の人びとが一定の制約や制限を受け入れながら、旅行もちょっと楽しみたいというささやかな願いを充足させる。
ほんとうに感染防止に真摯に取り組んでいるのなら、まずは観光客を住まいの近場の観光地に誘導するキャンペーンなど限定的に、地域ごとに行うなどしたらどうでしょうか。
「いやー、それでは運輸業が潤わないのですよー」という考えもあるでしょうが、一定の人びとが一定の制約や制限を受け入れながら、旅行もちょっと楽しみたいというささやかな願いを充足させる。
おとなの節操ある態度を子どもたちは学んで、学習していくのです。
家族でささやかな近場の旅行だったけど、家族といっしょに行けて楽しかったよ。
これを幸せだと本人が思えるなら、それは人としてのほんとうの幸せです。
これが「新しい生活様式」でないのと、私は思うのです。
教育的な見地から見て、私はそう思います。
教育的な見地から見て、私はそう思います。
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