箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

インプットする教師

2024年04月20日 06時33分00秒 | 教育・子育てあれこれ
教師の仕事は、ある意味で、児童生徒に対して、アウトプットすることが多いという性格をもっています。

もちろん、いまの時代では、教師は「教える」というよりは、子どもの学習を促進する役目が重視されます。

とはいえ、教師はやはり、アウトプットすることの多い仕事です。

そうなると、インプットをしっかりしておかないと、児童生徒は「からっぽ」の人から学ぶことになってしまいます。

その点で、いまよく言われている「リカレント教育」の対象には、学校の教師も含まれるのです。

また、「リスキリング」は、新しいことを学び、新しいスキルを身につけ、新しい業務に役立てることで、企業から社員への「投資」です。

学校の教師にも本人任せにするのではなく、人事を扱う教育行政もリスキリングの機会を設けるべきです。

常に学び続ける意欲と態度は、いまの教師にいちばん必要な資質です。

ただ、教師の多忙解消の目的で、働き方改革を推進する時代の中で、常に学び続ける時間をどう確保するかが課題になります。

のんべんだらりと時間を過ごすのではなく、いかに有効的に過ごすか、これは教師一人ひとりの工夫になります。




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