箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

短歌が静かなブーム

2020年01月07日 08時47分00秒 | 教育・子育てあれこれ


いま、若い人の間で、短歌が静かなブームとなっています。

インスタグラムで、♯短歌のタグがついた投稿がたいへん多くなっています。

もっとも、その短歌は「現代短歌」というもので、自分が感じたことを、短い句で言い表します。そして共感する人が「いいね」と支持します。

そもそも短歌は五七五七七でつくり、あまりルールがないのです。俳句のように季語もいりません。

短歌は短い句なので、単語や、数語、短文を好む若い人にピッタリなのです。

だから、SNSにアップしやすいのかもしれません。

たとえば、ツイッターの投稿では、

「愛してる」言葉に色があったなら世界は同じ色をしている (鈴掛真さん)

二回目で気づく仕草のある映画みたいに一回目を生きたいよ (岡野大輔さん)

岡野大輔さんの
「ここからの坂はなだらかで夕映えてムヒで涼しい首すじだった」
の短歌に共感した女性は、次のようにコメントしています。

「この短歌が、自分が経験した気持ちを初めてうまく表現してくれている。」

このように、共感を呼ぶのです。



与謝野晶子が『みだれ髪』を出し、歌壇に彗星の如く登場したように、現代短歌は新しいうねりとなるかもしれません。

(本文はAERA 2019.12.23 No.58の「三十一文字SNSがアップデート」より、部分抜粋しました。)







中学生も国語の時間に、オリジナルの短歌を作っています。

上の短歌は2017年6月15日のブログからです。

また、下の短歌も中学生が作りました。




この経験を生かして、近い将来、SNSに自分なりの感覚で投稿する人が現れるかもしれません。



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