「これが私です」と誇らしげに言うのはどうだろうか。
「どうせこれが私なんです」と卑下して言うのと同じくらい思慮がたりない。
どちらも一部だけをみている。
あれやこれやいろいろな自分がいるのに。
これだけを見て、あとは見ようとしない。
これだけで自分になっている。
ほんとうに思慮深い人は、夢見こそが現実の源だと知っている。
夢見の中で、なじみのない自分と出会っていく・・・。
それを自分に加えていく。
だから自分なんてコロコロ変わるんだ。
(スエットロッジで、一人になったとき、いたずら好きのsprit(酋長)がノリノリで言ったことより)
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このメッセージは、松木正(ただし)さんという方からいただいた今年の年賀状に書かれていました。
彼は、アメリカ・インディアン(=ネイティブ・アメリカン)と生活をともにした経験をもとに、日本の学校でワークショップの体験学習を進める仕事(神戸マザーアースエデュケーション)をされています。
私は以前に松木さんに協力してもらい、箕面市の中学生を対象に、体験学習をしたことがあり、それ以来のおつきあいがあります。
彼の行う体験学習には、アメリカ・インディアンの自然をベースにした考え方や文化が息づいています。
そして、体験学習のあとには、その活動をふりかえり、自分を深く見つめます。
たとえば、自分は引っ込み思案だと思っていたけど、意外と大胆な点があることを発見したりします。
そういった一連の流れをプログラムにして行うのが体験学習です。
計画→やってみて→ふりかえって見つめる(plan→do→see)
つまり、私たちが意識せずとも、日常生活でふつうにやっていることです。
年賀状のメッセージは、「自分を深く見つめ、新たな自分を発見するのだ」という、酋長(英語ではspiritといいます)の言葉であると、私は理解しました。
私は中学生に、「孤独になっても、孤立はするな。孤独になって自分を見つめなさい」と言っているのは、じつはこの体験学習を実施した経験からきています。
以上、松木さんからの年賀状メッセージでした。
また、一般的には、アメリカ・インディアンの教えは、子育てや教育に十分な示唆を与えてくれることがしばしばあります。
たとえば、
①批判ばかり受けて育った子は非難ばかりします
②敵意にみちた中で育った子はだれとでも戦います
③心が寛大な人の中で育った子はがまん強くなります
④はげましを受けて育った子は自信を持ちます
⑤ほめられる中で育った子はいつも感謝することを知ります
⑥公明正大な中で育った子は正義心を持ちます
⑦人に認めてもらえる中で育った子は自分を大事にします
②敵意にみちた中で育った子はだれとでも戦います
③心が寛大な人の中で育った子はがまん強くなります
④はげましを受けて育った子は自信を持ちます
⑤ほめられる中で育った子はいつも感謝することを知ります
⑥公明正大な中で育った子は正義心を持ちます
⑦人に認めてもらえる中で育った子は自分を大事にします
などです。
英語では
①If a child lives with criticism, He learns to condemn.
②If a child lives with hostility, He learns to fight.
③If a child lives with tolerance, He learns to be patient.
④If a child lives with encouragement, He learns confidence.
⑤If a child lives with praise, He learns to appreciate.
⑥If a child lives with fairness, He learns justice.
④If a child lives with encouragement, He learns confidence.
⑤If a child lives with praise, He learns to appreciate.
⑥If a child lives with fairness, He learns justice.
⑦If a child lives with approval, He learns to like himself.
となります。
となります。
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