学校には、他の生徒なら気がつかないことにも繊細な感覚で気がつく生徒がいます。
この人をセンシィティブ(sensitive)な生徒と呼ぶことにします。
センシィティブな生徒は、相手の気持ちなどに想像力を働かせて考えます。
よく気がつき、対人関係でも気をつかいます。
さらに、深く考える性格になりやすいので、「気にしすぎでないの」と、周りの友だちから言われることもあります。
周りの生徒が、のほほんとしていたら、一人疲れてしまうこともあります。
でも、考えてみたら、生徒は一人ひとり考え方や行動の傾向もちがうのです。
いろいろな生徒がいていいと私は思います。
センシィティブな生徒は、自身の感覚を大切にしたらいいのです。
周りの生徒が平気でも、自分が気になるのであれば、「気になる」のです。
周りな生徒から「考えすぎ」と言われても、考えてしまう。
それが、その人にとっての自然体です。
自分の感覚や直感を大事にすることで、「わたしはわたしでいいのだ」と思えるようになります。
センシィティブな生徒は、周りの人なら通り過ぎてしまうような小さなことにも、喜びを見出したりすることもあります。
道端にひっそりと咲く花をみてきれいだと思います。
先生の服装のちょっとした変化にも気がつきます。
教室の掲示物の押しピンが一つ外れていたら、止めなおしてうれしくなります。
繊細な感性で、ちょっとした変化を味わうこともできるのです。
幸せは本来、主観で感じるものです。
周りから見たらなんでもないことでも、本人がきれいと感じたり、うれしく感じるならそれはきれいであるし、うれしいのです。
自分の感覚や直感を大切にしたらいい。センシィティブな感性が伸びていきます。
そのように、私は思います。
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