
江戸時代中期の中根東里が次の言葉を残しています。
「出る月を待つべし、散る花を追うことなかれ」
花とは桜と解釈できます。
散りゆく花を悲しんでも仕方ありません。それよりも、これから出てくるきれいな月を鑑賞しょう。
こんな意味だと思います。
人の温かさが伝わってくるようです。
出てくる太陽の光を待つのではなく、月を待つというのがエネルギッシュではない、穏やかなやさしさに包まれます。
「月」は「ツキ」(=幸運)に掛けているのかもしれません。
ギラギラした熱意でなく、自然の流れを待つというマイルドなメッセージを感じます。
人生を生きる心持ちとしてとてもステキだと思います。
生きる礎(礎)にしたいものです。
そのうちの一人曰く
「狙って引けるものではありませんが、当たる時はネタ(珍しい車両)がやってくるものです」
と。
これも、
月、もとい、ツキの本質を突いている、と思います。