大阪府箕面市の小学校では、卒業式がきのう開催されました。
卒業式の卒業証書授与の時、一人ひとりの卒業児童が将来の夢について会場にむけアナウンスするのが恒例になっています。
「僕は将来、プロ野球選手になります」とか「わたしは将来、お花屋さんになります」というように、校長から卒業証書を受けとったあと、会場の出席者全員に向かい宣言するのです。
さて、このたび生命保険会社が、「将来なりたい職業ランキング」を公表しました。
インターネットでの調査でした。
小学生の女子のランキングは
1位 パティシエ
2位 看護師
3位 幼稚園の先生・保育士
でした。
小学生の男子のランキングは
1位 会社員
2位 ユーチューバー
3位 サッカー選手
でした。
ここで、注目されるのは、男子の1位が会社員になったことです。今までは、スポーツ選手がよく1位にあがることがよくありました。
今回じつは、中学生男子の1位も高校生男子の1位も会社員で、小・中・高の男子はおおむね会社員になりたい子が多いという結果になりました。
くわえて、中学生女子の1位も高校生女子の1位も会社員でした。
これは新型コロナウイルス感染防止のため、テレワークや在宅勤務が広がり、一定程度定着したいま、家にいて仕事ができる会社員になりたいという、働きやすさに魅力を感じているからといえるのかもしれません。
また、中学生男子の2位は公務員、高校生男子の2位も公務員でした。
世相を反映していて、仕事の安定をもとめる現実志向のあらわれかもしれません。
さらに、女子の場合は中学生の2位、高校生の3位に看護師があがっており、小学生2位の看護師とあわせ人気の高い職種になっています。
新型コロナウイルス感染が広がったこの2年間の中で、看護師に世の中の偏見が向けられつらい思いをされた現場の人たちもいました。
でも、それ以上にエッセンシャルワーカーとしての看護師の重要性を認識する子が多く、仕事のやりがい・魅力を感じる女子が多いのではないかとわたしは思います。
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