親と中学生の子どもの間には、当然年齢差があります。おおむね、短い場合は20歳で長い場合は40歳ぐらいの開きがあります。
当然親は、わが子より年上になります。
そこで、親は「この子は、わたしが教え、導かないと、問題を解決できない」と思ってしまいがちなのです。
そのため、子どもになにかと口出し、手出しをします。
しかし、心得た親は、大人と子どもの関係を対等なものと考えます。
大人が中学生の子どもにできるのは、子どもが自分の人生を生きるサポートですが、できるのは見守ることです。
これは、子どもをほったらかしにしているのではありません。
必要なときには、親が前に出ますが、必要のないところでは出ていかないのです。
考えてみれば、教育という営みとは「子どもには、自分の課題を自分で解決できる力があるので、見守ること」なのです。
ですから、子どもを信頼して、尊重することが、中学生以上の年齢(場合によっては小学校高学年から)への接し方だと考えます。
この考えに立つとき、学校で教師が生徒を「おまえ」と読んだり、ため口を使うのは、私は対等な関係でないと、最近では考えるようになりました。
親近感があっていいじゃないのという考え方もあるでしょうが、対等な関係で、子どもを尊重していれば、上からみるような言葉に違和感を感じます。
ていねいな言葉で、大人は子どもに接するべきです。
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