わが子が学習に熱心でない場合、親はふつう「うちの子はちっとも勉強しないの」と言います。
学習するかしないかはすぐに始まるものではありません。小さい頃からの積み重ねがあります。
学習したけど、思い通りの結果を出せなかったという経験が子どもを支配していることもあります。
友だちとの関係で、自分の行った行動が相手にいいように思われなかったとか嫌われたりした経験をもつ子がいます。
その場合、人との関係で、よく思われなかったり、嫌われたりして傷つくぐらいなら、人との関係をつくらない方がいいと思っていることがあります。
同様に、学習してテストに臨んでもいい結果が出せなかった子は、最初から勉強しなければ小言を言われなくてもすむと感じてしまいます。
そして、学習に取り組まないでおこうとします。
勉強しないとき、親がいさめると、いさめられた子は、「どうせ、私はできないし」と自尊感情を下げますし、自己への信頼感を下げてしまうと考えられがちです。
でも、本当は、自分の取り組むべき課題から目をそらすために、親がいさめたことを理由にしているのです。
親は、子どもが意図的に学習しないようにしているのかどうかをみきわめ、子どもからの「挑発」に乗らないようにすべきです。
学習するのは、子ども自身が取り組むべき課題であるので、親は子どもに「勉強は、自分のためにしっかりやりなさい」とブレずに話し込むのです。
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