中学校は教科ごとに先生がかわり、小学校では学級担任の先生が全教科を教える。
これが日本では一般的な考え方です。
しかし、現在の小学校では事情が変わってきています。
今までは、小学校では音楽専科の先生や地域によっては図工専科の先生がいて、それら以外の教科は学級担任が教えるのが基本でした。
しかし、今ではおもに5・6年生で理科の教科担任制を導入している小学校が全国で65%ほどになっています。
専門的な指導ができるので、国は今後も継続していく方向です。
少しだけ心配になるのは、若い教員が増えているなかで、理科を専科にすれば、初任者の頃からずっと理科を担当したことがないという教員が出てくるということです。
それに、理科専科を担当できる教員数も十分には確保できていないのです。
つまり、理科においてはとくに実験観察の指導が大切になりますが、それがができない教員が増えてきて、理科・科学の学力の課題が今以上に顕在化するのではないかと危惧します。
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