プロ野球で試合が終盤に入り、相手チームが大きくリードしていたら、「今日は負けだ」という雰囲気になります。
そう考えた瞬間に選手の力は落ちます。それは見ているファンに伝わるものです。
でもファンは勝敗だけを見ているのではないのです。全力でプレーをしている姿の選手を応援しているのです。
アイドルグループの世界も同じでしょう。
メンバーにすれば「目標は選抜に入ること」「目標はセンターに立つこと」と口にして、その通りに実現することがゴールだと思うかもしれません。
でもそれは本人にとってのゴールであり、「選抜に入ったり、センターに立てたことの喜びをファンと分かち合うことがゴールだ」ということになります。
人を応援することの本質は、その点にあります。
中学校教育において、生徒がこの高校へ進学したい。それを目標にして学習に励むとき、その高校合格を実現することが目標だと思うでしょう。
でもそれは本人にとっての目標であり、志望校に合格できた喜びを、ずっと応援してきた教師とともに分かち合うことが目標になります。
そのような生徒と教師の関係であり、進路指導をはじめとして生徒の願いを応援する教師であってほしいと、わたしは願います。
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