人はそれぞれ、はじめから「わたし」に生まれるのではなく、少しずつ少しずつ「わたし」になっていくものだろう。
あるがままの「わたし」を受け入れ、さらに望ましい「あるがままのわたし」を創っていく。
(落合恵子『わたし、を生きる』より)
落合恵子さんの言葉に惹かれることが、私にはよくあります。
中学生が聞いても、安心する言葉ではないでしょうか。
生きていると、また学校生活を送っていると、楽しいことばかりではありません。つらいこと、悲しいこともあるでしょう。
ときには、過酷ともいえる困難にぶつかることもあるでしょう。
そのようなときには、友だち、先生、家族のヘルプを借りて、一つひとつ乗りこえることで、「わたし」がつくられていくのだと、思います。
「わたし」は、完成したものではなく、進行形でつくられていくのです。
そのような「あるがままのわたし」を受け入れましょうかと、落合恵子さんは言っているのだと考えます。