10代では、今までの子どもは守られる立場、親は保護する立場という明確な区別が緩んでくるのです。
親が絶対的な存在でなくなり、子は親離れ、親は子離れする時期なのです。
離れることに気がつくのは、多くの場合、子どもの方が早いのです。
親のほうは、今まで子どもを方向づけ、導いてきたのですが、いつまでもそうありたいと願うことが続くからです。
その意味で、親子関係では、親離れより子離れの方が難しいのです。
だから、親子関係がかわってきたと、先に感じる子どもの方から離れていくのがいいのです。
子どもは、親も完全ではない、間違いもするし、悩みもするふつうの人だと気がつき、子どもから精神的に親離れをして、少し距離をとるようになります。
すると、相手は完全な人ではないのだから、やたら反抗しても仕方がないと、子どもが思うようになります。
次回に続く。