10代の子どもの方から親離れを先にしかけても、親は干渉してきたり、口うるさくいうのはすぐにはなおりません。
子どもの親離れより、親の子離れの方があとになることが多いのです。
ここで、子どもは親の言うことは絶対ではないと考えればいいのです。
親の言うことは、自分で選んできめることができるのであり、あくまで参考にして、その通りだと思えば実行したらいいのです。
「いや、ちがうな」と思えば、そのままにして置いておけばいいのであり、親に従うこではなく、自分の生き方、自分の人生は選んで自己決定していくという意識を高めるのです。
それが自立していくということです。
経済的、社会的、物質的には親にたよったとしても、精神的には大人に近づいていくのだから、いつの日か完全に親離れできるように自分を育てていく。
それが10代、とくに10代後半の子ども自身の成長の課題なのです。