最近の中高生、大学生のなかには、親との関係に悩んでいる人がけっこういます。
おもに10代の人たちが、親とぶつかるのです。
どちらもが「これくらいはわかってほしい」という甘えがあり、相手への言葉がきつくなるのです。
親子は人間関係のなかでもお互いに近い関係です。
近い関係ほど難しいのかもしれません。
子どもが10代になると、親とぶつかることになったり、イラーとなるのです。
でも、見方を変えれば子どもが自我を持ち始めた証であると考えることができます。
ところで、最近特に思うのは友だち同士のような「仲良し親子」が増えてきたということです。
では、その仲良し親子には親との葛藤がないのでしょうか。
それはそれで、子どもはやはり葛藤は抱くようです。
仲良しであるがゆえに、親の言うことは何でも聞かなければならないという圧力を感じているのです。
このように、10代というのは親とギクシャクする時期なのです。
そんな時期ではあるのですが、一方で子どもは親に頼らないと生きていけないという現実に突き当たるのです。
そのように、親にマイナスの感情をもつことは自然で健全なことなのです。
その子たちにアドバイスをするなら、親離れをしていこう、物質的に、また生活上で親に頼るのはあるとしても、精神的に親を超えていこうということです。
(次回に続く)