阿修羅像

先日奈良に行った折、見逃してしまった「阿修羅像」の旅支度についての記事が、今日の朝刊に載っていました。
奈良興福寺から東京国立博物館への、２千キロの阿修羅の旅は、軍需の知恵(米国で軍事用に開発された揺れを防ぐ装置)を生かした箱で可能になったとか。
ただ、あくまでも軍事用に開発された技術ですから、それを阿修羅像運搬用の箱にするため何度かの失敗を繰り返しながらも、やっと完成させたみたいです。
「科学に裏打ちされた搬送材の厳密さと、匠の技による軽量化。そのバランスが、1300年近い時を経た仏像の旅を可能にしている。」だそうです。
３月31日から東京上野の東京国立博物館で公開されるそうです。観に行かれる方、このことを頭に入れて、心して観て来てくださ～い。