「あなたに出会えてよかった」
風薫る五月、すがすがしい季節を迎えています。風は決して目で見えるわけではないのに、私たちは皮膚で、鼻で、やさしい風の存在を感じています。
ところが、日常生活やテレビの報道においては、与えられた情報だけで勝手に他者を判断してしまいがちです。ある手話通訳士の方が、こんなことをおっしゃっていました。
「世の中には耳の不自由な人がいっぱいいますが、それは見た目ではわかりません。耳の不自由な方の中には、歩いているとき、自転車に乗った人にこつかれたり、当たられたりしています。自転車を運転している側は、ちりんちりんとベルを鳴らしているのでしょうが、彼らには聞こえないのですからわかりません。ベルを鳴らしても気づかない場合は、“聞こえないのかもしれない”と思うことが必要です。」
相手の立場になってものを見ることは決してたやすい事ではありませんが、自分の思い通りに行かないときこそ多方面から物事を見る必要があるようです。
もうひとつ、<心>も目に見えないものの代表です。最近心療内科では、大人の発達障害の方が増えているといいます。コミュニケーションがうまくとれない、集中力がない、覇気がないなどの状態がでる為、怠けていると思われてしまいがちです。このような方たちは、今まで頑張りすぎたり、ストレスやプレッシャーで押し潰されそうになっているのかもしれません。無理に頑張らせないでちょっとした思いやりを持つことが回復の一助となるようです。
昔から「袖振り合うも多生の縁」といいます。見知らぬ人と袖が触れ合う程度の些細なことも、または振り合うような間柄も、何かのご縁によるものだから、どんな小さな事でも、ちょっとした人との交渉も全て<縁>に基づくものであるという言葉です。だからこそ、あなたが出会う人は、思いやり=愛を出し合う人なのです。
「人間は一生のうち、会うべき人には必ず会える
しかも一瞬早すぎず一瞬遅すぎない時に。
出会った後、出会いを出“愛”まで発展できる人は、
お互い感謝の波動を持っている人。
あなたとの出会いが出“愛”に、ふれ“愛”、話し“愛”、
学び“愛”、感じ“愛”、誇り“愛”、許し“愛”、
認め“愛”、築き“愛”、感謝し“愛”…
あなたに出会ってよかった」
出会いを 出愛に
いっぱい出愛をつくりたいものですね。
(メルマガより抜粋)