わたしの心 

日々の出来事・感動などを日記にして公開したいと思います。
(管理人:Mrs.modest)

不思議な時の国

2009年12月02日 | 思うこと

先日、NHKで「世界遺産への招待状」を見ていて、番組の最後に流れたナレーションの言葉が気になりました。
「この国は、時間に追われている私たちに、時の豊かさを教えてくれた…」

以下、NHK番組紹介文から抜粋―

第25回はスイスを訪れ、今年新しく世界遺産になった時計生産地・ラショードフォンと、旧市街が世界遺産のベルンをご紹介します。
最初は世界遺産「ラショードフォン 時計生産地の都市計画」。フランスとの国境沿いにのびるジュラ山脈の谷間は別名ウォッチバレー(時計の谷)と呼ばれ、世界的に名だたる高級時計メーカーが集まっています。ラショードフォンはその中でも300年の歴史を持つ時計生産の中心地です。町は時計工房のために設計された独特の景観をしています。太陽の光が長い時間当たるよう、建物が一直線に並んでいるのです。
町の時計博物館には歴史ある時計の名品が置かれ、今も時計職人たちは、拡大鏡を見ながら細かな手作業に専念しています。なかでも、77歳のニコレさんは、30年(!)かかっても今だ完成しない独自の時計を作り続けています。一体どんな時計なのでしょうか。番組でご紹介します。
次にスイスにあるもう一つの時計の町・首都ベルンを訪ねます。中世のたたずまいを今に伝える、世界遺産「ベルン旧市街」です。この町の象徴的な建物が500年間休むことなく時を刻んでいる「時計塔」。16世紀、ベルンの市民は、当時時間を管理していた教会から、自分たちの時間を手に入れる為にこの時計塔を作りました。古よりベルンの人々は時間を大切にしてきました。
20世紀初め、この時計塔を眺めて暮らしていたのが、天才物理学者アインシュタインです。アインシュタインは「時間」というものは絶対的なものではなく、場所や条件で変わるものだということを証明して見せました。ベルンでは、普段はあまり考えることのない時間の不思議さに気づかされます。
そして、ベルンで出会った時計師は、なんと時間が分からない時計(!)を作っていました。果たしてそれはどういう時計なのか。小さな時計に込められた、スイスの人々の大きな思いをご紹介します。

先日のオーストラリアの旅にて、念願のスイス高級腕時計を手に入れた私にとって、この番組内容がフィットして、改めて自分にとっての”時”を見つめ直した次第です。

   ゆったりと己を見つめ時見つめ
   四季を見つけて幸せ見つけ  (Mrs.modest 代表歌)
                        

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