わたしの心 

日々の出来事・感動などを日記にして公開したいと思います。
(管理人:Mrs.modest)

吾輩は猫である

2024年07月12日 | Weblog

先日(7/9)は、恒例オンライン講座「音読・声の表現教室」でした。
課題文は、「吾輩は猫である」(夏目漱石)の冒頭部分。
定番メンバー(3人)で、いつもながらの和気あいあいとした楽しい時間でした。
因みに、表題画像は課題作品に合わせて(猫が寝そべっているであろう)縁側のある昔の和風建築にしてみたZOOM壁紙です。(先生分かってくれたかな~
面白かったのが、それぞれが連想する猫の姿・性格等が違っていたこと。
それによって、音読の雰囲気等も違ってくる。
因みに、私が連想したのはプライドが高くガサツな性格のオスの黒猫。

ところで、文章の中で一つ疑問点が。
『…人間というものの見始(みはじめ)であろう。この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。第一毛をもって装飾されべきはずの顔がつるつるしてまるで薬缶(やかん)だ。…』
のようなくだりがあって、その 『装飾されべきはずの』 という部分です。
『装飾され "る" べきはずの』 という表し方が正解だと思い、その旨を伝えたんですが…。

後で調べましたら、原文は装飾されべきになっているとのこと。
「明治38年に「ホトトギス」に連載されて以来百年余、漱石の弟子たちはもちろん膨大な有識者による注釈がなされずにこの箇所が原文のままとなっていることは、明らかに当時としての、あえて「仰々しい漢語表現」としての了解・承知されてきた背景があるのでしょう。」とのこと。(インターネット調べ)

先生!受講生の皆さん!
よく調べずに訂正してしまい、ごめんなさい。

でも、今回の音読は思いがけず作品の時代背景・文法の歴史等も分かり、面白うございました。
良かった良かった。


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