東京駅前 常盤橋街区再開発プロジェクト:取壊し率70% 2018年1月23日
三菱地所が東京駅の日本橋口前に建設予定の高層オフィスビル群の再開発区画の常盤橋街区再開発プロジェクト、正式名称「大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業」ですが、2017年4月17日にD街区棟が工事に着工し、2021年12月に完成予定となっています。再開発街区の北側に位置するD棟は、地下及び低層階部分に下水ポンプ所が新設されます。これは、都心の重要インフラとして1964年(昭和39年)に日本ビルヂング地下に合築して設けられた東京都下水道局銭瓶町ポンプ所に替わるものであり、将来の更新も見据え本プロジェクトにて別棟化した上で、機能更新を図るものです。竣工後は、東京都下水道局の所有となり、地上階は主に東京都下水道局の事務所となる予定です。
(再開発区画全体の概要):地上61階建て、高さ約390メートルと、地上37階建て、高さ約230メートルの高層オフィスビルをコアとして、敷地内には大規模広場や商業施設などが整備されます。
A棟:地上37階・地下5階建て 高さ約230m 延べ面積約140,000㎡ 2018年度着工・2021年度竣工
B棟:地上61階・地下5階建て 高さ約390m 延べ面積約490,000㎡ 2023年度着工・2027年度竣工
C棟:地下4階建て 延べ面積約20,000㎡ 2018年度着工・2027年度竣工
D棟:地上9階・地下3階建て 高さ約65m 延べ面積約30,000㎡ 2017年度着工・2022年度竣工
プロジェクトの特徴
1.広域的な都市基盤の更新・歩行者ネットワーク・広場等の更新
(1)下水ポンプ場・変電所・都市計画駐車場の更新・再構築
(2)東京駅・周辺地区を結ぶ地下歩行者ネットワークの整備
(3)常盤橋公園の再整備と一体となった大規模広場・親水空間の整備
2.国際競争力強化を図る都市機能の整備
(1)「東京国際金融センター」構想の実現に資するビジネス交流機能の導入
(2)国際都市東京の魅力を高める都市観光機能の導入
3.高度防災都市づくりと環境負荷低減
(1)災害復旧活動の拠点となる広場整備と帰宅困難者対策
(2)自立・分散型エネルギーの導入と水の自立化
(3)省エネルギー化による環境負荷低減
再開発事業の経緯と今後
2016年度 第一種市街地再開発事業認可・権利変換計画認可済
2017年4月1日 権利変換期日
2017年4月末 D棟着工
2018年1月 A棟着工、C棟着工
2021年度上期 A棟竣工
2021年12月末 D棟竣工
2023年度 B棟着工
2027年度 B棟竣工、C棟竣工(全体竣工)
外観イメージ(日本橋側から)です。
大規模広場のイメージ(東京駅側)です。
D棟外観完成イメージです。
再開発計画の現況配置図と計画配置図です。
再開発計画の断面図です。
プレスリリース:三菱地所株式会社発表の報道資料 2017年4月17日
「常盤橋街区再開発プロジェクト」第一弾D棟( 下水ポンプ所) 新築工事着工 ~東京駅前で10年超の長期プロジェクトがいよいよ始動~
日本橋交差点前から西側へ向かって伸びている「永代通り」の歩道を歩いていきます。前方に「常盤橋街区再開発プロジェクト」の広大な再開発工事区画が見えて来ました。JXビルとパソナグループ本部ビルが解体されたことによって、広大な空き地が出現していました。
永代通りと外堀通りが交差している「呉服橋交差点」前にやってきました。呉服橋交差点前から、再開発工事区画の敷地東側を通っている外堀通りを撮影しました。
呉服橋交差点の横断歩道を渡り、再開発工事区画の敷地南側を通っている永代通りの歩道を更に西側へ向かって歩いていきます。
南東側から「JXビル」「パソナグループ本部ビル」の跡地の「A棟」の再開発工事区画の全景を撮影しました。地上37階・地下5階建て、高さ約230メートルの規模の高層オフィスビルが建設されることになります。
上記の2棟の既存の建物が完全に解体されて更地状態となったことによって、日本ビルヂングや「大手町二丁目市街地再開発事業A棟・B棟」の高層オフィスビル群を見渡すことができるようになりました。
南東側から「パソナグループ本社ビル」の跡地の全景を撮影しました。
永代通りの歩道を西側(JR東京駅日本橋口側)へ向かって歩いていきます。南東側から「B棟」や「D棟」の再開発工事区画の全景を撮影しました。この場所に地上61階・地下5階建て、高さ約390メートルの高層オフィスビルが建設されることになります。
南東側から「JXビル」の跡地の全景を撮影しました。解体された建物内に入っていたテナントは、大手町地区内にある「大手町ホトリア 大手門タワー・JXビル」内に移転しています。
南側から「A棟」の再開発工事区画の全景を撮影しました。広大な空き地が出現したことによって、北方の日本橋地区内の高層オフィスビル群や日本銀行本店の建物群を見渡すことができるようになりました。
南東側から「B棟」の再開発工事区画内に含まれている「朝日生命大手町ビル」の高層オフィスビルの全景を撮影しました。
東京駅北側のシンボル的存在であった「日本ビルヂング」と「朝日生命大手町ビル」ですが、数年後には解体されてなくなってしまうことになります。高さ390メートルの巨大高層ビルが生まれることはワクワクしますが、何となくさびしいですね。
永代通りの歩道を更に西側へ向かって歩いていきます。
南西側から「パソナグループ本社ビル」の跡地の全景を撮影しました。
南西側から「JXビル」の跡地の全景を撮影しました。
JR東京駅日本橋口前の交差点前から振り返って、永代通り(東側)を見渡して撮影しました。
南東側から「日本ビルヂング」の建物を見上げて撮影しました。「B棟」の工事着工は2023年とまだ先の話となっていて、現在の日本ビルヂング内には、解体されたパソナグループ本社ビル内にあった機能が移転しています。
永代通りの横断歩道を渡って、再開発工事区画の敷地前にやってきました。南側から、日本ビルヂングとJXビル跡地の間を通っている歩行者通路を撮影しました。再開発工事後も、D棟とB棟の間に整備される都市型広場として残されることになります。
南西側から「JXビル」の跡地内を見渡して撮影しました。
日本ビルヂングの敷地南側を通っている永代通りの歩道を西側へ向かって歩いていきます。
永代通りの歩道を西側へ向かって歩いていくと、前方に「朝日生命大手町ビル」の敷地が見えて来ました。
南側から、「朝日生命大手町ビル」の敷地西側を通っている道路を撮影しました。この道路を北側へ向かって歩いていきます。高さ390メートルの「B棟」の敷地西側の道路にもなっています。
南東側から「朝日生命大手町ビル」の低層階部分を撮影しました。
再開発工事区画の敷地西側を通っている道路を北側へ向かって歩き、「D棟」の再開発工事区画の敷地の北西角の交差点前にやってきました。
上記の交差点前から、再開発工事区画の敷地北側を通っている「千代田区道104号線」の道路を撮影しました。
北西側から「日本ビルヂング南館」の建物の全景を撮影しました。隣接して建っている朝日生命大手町ビルの2棟で、「B棟」の再開発工事区画を形成しています。
北西側から「D棟」の再開発工事区画の全景を撮影しました。2017年4月の時期に「D棟」については工事着工していて、地上9階・地下3階建て、高さ約65メートルの建物が建つことになります。
再開発工事区画の敷地北側を通っている千代田区道104号線の歩道を東側(常盤橋交差点側)へ向かって歩いていきます。
前方に「常盤橋公園」の緑地帯の再整備工事現場が見えて来ました。
JXビルやパソナグループ本社ビルの2棟が解体されたことによって、常盤橋の道路橋梁の周辺の景観も一変していました。
北西側から、常盤橋公園内の渋沢栄一像前から「A棟」の再開発工事区画の全景を撮影しました。
「A棟」の再開発工事区画越しに、JR東京駅八重洲北口や日本橋地区の高層オフィスビル群を見渡して撮影しました。
北西側から「A棟」の再開発工事区画の全景を撮影しました。
西側から、日本橋川に架橋されている「常盤橋」の道路橋梁の全景を撮影しました。
常盤橋の道路橋梁上から、日本橋川を撮影しました。
常盤橋の道路橋梁上から、現在再整備工事中の「常盤橋公園」の緑地帯の全景を撮影しました。
北側から「A棟」の再開発工事区画の全景を撮影しました。正面奥には、JR東京駅八重洲北口前の「丸の内トラストシティ」や「新鉄鋼ビルディング」の高層オフィスビル群が広がっています。
北東側から「D棟」の再開発工事区画の全景を撮影しました。
北東側から「日本ビルヂング南館」の建物の全景を撮影しました。
場所を少し移動して、外堀通りの「常盤橋交差点」にやってきました。常盤橋交差点前から「常盤橋」の道路橋梁の全景を撮影しました。
常盤橋交差点前から元来た道を少し戻っていきます。
「JXビル」の解体工事現場前から、日本橋地区の高層オフィスビル群の全景を撮影しました。
「常盤橋街区再開発プロジェクト」の地図です。