緑には、東京しかない

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

冬晴れの都庁展望台(3):西方向~北西方向

2013年01月16日 15時50分07秒 | 淀橋台・新宿


東京都庁第一本庁舎の南展望台より、西方向に広がっている住宅密集地を見回してみました。前方には丹沢山地や関東山地の緩やかな稜線がうっすらと写っているのが見えます。




中野区や杉並区といった住宅が密集しているエリアを撮影してみました。




1300万人もの人口が集まっている東京の底力を見せつけられたような気分ですね。




続いて北西側を見ていきたいと思います。




北西方向には中野坂上や、JR中野駅周辺のビル群が点在しているのが見えます。




新宿中央公園の周辺には高層タワーマンションが近年相次いで竣工していて、オフィスビル街だけの雰囲気だけではなくなってきているのです。




JR中野駅がある場所をズームで撮影してみましたが、いつのまにか高層ビル街になっていたことに少しおどろきました。




西新宿くらいの場所になると、東京の市街地も山に囲まれているのだなと実感することができます。




新宿副都心の西側の住宅密集地の中は緑地帯などの緑もあまり少ないですね。




住宅街の中にもオフィスビルなどが点在している町並みは六本木などの港区とも共通していると思います。




硬い岩盤に覆われている武蔵野台地の上に発達している住宅密集地であり、大正時代の関東大震災後に武蔵野地方は宅地化が急激に進んだそうです。




甲州街道や青梅街道など、大通りに沿って中高層マンションが帯状に立ち並んでいます。大通りから外れたエリアが住宅密集地になっているようですね。




近年完成した高層タワーマンション、周囲には高い建物が立っていないので目立ちます。




神田川の水路の脇では今でもマンションが建設されていました。




新宿中央公園北側の中層マンション群をズームで撮影してみました。これで冬晴れの東京都庁展望台からの眺望は終わりです。



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冬晴れの都庁展望台(2):南方向~西方向

2013年01月15日 21時19分18秒 | 淀橋台・新宿


引き続き、東京都庁第一本庁舎の南展望台からの眺望を楽しんでいきます。




都心方向のビル群はモヤがかかっている雰囲気だったので、どれがどのビルなのか見分けがつきにくかったのですが、ズームで撮影すると六本木ヒルズ森タワーのシルエットがくっきりと見えました。




展望台のガラスは綺麗だったのですが、展望室内の映り込みがひどかったです・・・。




正面に写っている背の高い鉄塔は、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地の敷地内に立っている防衛省の通信塔です。市ヶ谷周辺には高層ビルが少ないのですごく目立ちますね。




山手線の環状部の内側にもタワーマンションが近年は建ち始めてきました。




南側には東京都庁第二庁舎の高層ビルが立っています。




南西方向(京王電鉄初台駅方向)には「東京オペラシティ」の高層ビルが建っています。




真下には先ほど散策していた新宿中央公園の緑地帯が広がっています。




この日はかなり寒かったので、周辺の高層ビルの屋上からは白い煙が上がっていました。




西方向には武蔵野台地の上に形成されている住宅密集地が広がっています。




正面には富士山が写っていました。




富士山をズームで撮影してみました。




新宿中央公園の緑地帯のすぐ脇はもう中低層マンションが立ち並ぶ山の手の住宅密集地帯になっていました。




新宿パークタワーの背後に広がる世田谷の住宅密集地もモヤに包まれていました。



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冬晴れの都庁展望台(1)西方向~南方向

2013年01月14日 14時16分36秒 | 淀橋台・新宿


新宿中央公園の散策に次いで、東京都庁第一本庁舎の展望台へ向かいます。この高層ビルには北展望台と南展望台の二箇所の展望台がありますが、北展望台が工事中だったので南展望台へ向かいました。 




南展望台より、北側方向から時計回りに見渡していきたいと思います。45階にある展望台からは新宿周辺の町並みを見下ろすことができました。




東京都庁の敷地内の「東京都議会議事堂」周辺を見下ろして撮影しました。西新宿の高層ビル街の中を通っている道路は立体交差となっているなど、かなり地形が複雑です。




南西方向(JR代々木駅方向)を撮影してみました。高層ビル群の奥には東京都心部のビル群が連なっているのが見えます。この日は冬晴れの快晴の天候だったのですが、若干モヤがかかっている雰囲気に包まれていました。




JR新宿駅の南口に建っている高島屋新宿店の建物の奥には「新宿御苑」の広大な緑地帯が広がっているのが見えました。新宿御苑の周辺は山の手の住宅密集地帯となっています。




JR東京駅周辺の高層ビル群をズームで撮影してみました。上の写真の左側にはうっすらと東京スカイツリーがシルエット上に写っているのが見えます。




南方向にあるのは明治神宮・代々木公園の広大な緑地帯です。緑地帯の周辺も山の手の住宅密集地となっていて、住宅街における緑地帯としての性格も強いのだと思います。




緑地帯の先にはJR・東急渋谷駅周辺のビル街が見えますが、思い切り逆光になってしまいました。




港区周辺の高層ビル群をズームで撮影してみました。ここ10年程の間に、港区周辺の山手地区でも相次いて高層ビルが次々と建設されていきました。




新宿駅周辺を見下ろして撮影してみました。新宿駅はJR、京王、小田急、東京・都営地下鉄などの鉄道が乗り入れている世界一のターミナル駅で、一日平均乗降者数は約326万人(2011年)と世界一を誇る駅となっています。




京王百貨店や小田急百貨店の建物の奥にJR新宿駅の線路やホーム群が密集しています。新宿駅の西口側にも雑居ビルが立ち並んでいる繁華街があるのですね。




少し場所を変えて撮影してみました。




JR新宿駅の新南口前で建設中のターミナルビルが見え、その手前にはJR東日本の本社ビルが見えます。新ターミナルビルには高速バス乗り場やタクシー乗り場などが新たに建設されます。




JR新宿駅東口の繁華街もくっきりと見下ろすことができました。日本最大の売り上げを誇る伊勢丹新宿本店の巨大な建物もはっきりと見下ろすことができました。




次回の記事では新宿中央公園側を見ていきたいと思います。






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厳冬の新宿中央公園(2):公園北側の芝生広場を歩く

2013年01月13日 10時36分12秒 | 淀橋台・新宿


新宿中央公園の緑地帯の西側は、中低層マンションや住宅が立ち並ぶ住宅密集地が広がっているのです。高層ビルに囲まれているイメージが強い新宿中央公園ですが、実際に歩いてみると住宅地内の緑地帯としての雰囲気の方が強いと感じました。




閑静な住宅街の中の公園から見上げる西新宿の高層ビル群の風景も素晴らしいと思います。




引き続き人通りがほとんどいない、平日の新宿中央公園の散策を続けていきます。




ふれあい大橋を渡り、再び緑地帯の北側のエリアを散策していきます。公園内の高台を進み「新宿白糸の滝」と呼ばれている滝を見に行こうと思います。




1888年(明治21年)には内務省に市区改正委員会が設置されて水道改良の実施を決議し、調査検討の結果として1890年(明治23年)に『東京水道改良設計書』が内閣総理大臣の認可を得ました。その後東京市議会で水道施設改良費や新浄水場の建設が決定されます。




1898年(明治31年)の12月1日に淀橋新浄水場は竣工し、明治維新以来31年目にして近代水道が東京に誕生しました。淀橋浄水工場は直ちに神田・日本橋方面に通水を開始、翌1899年(明治32年)からは各戸の給水工事に取り掛かり、過処理された浄水を給水開始します。その後も給水区域を着々と拡大し、1901年(明治34年)には東京市内の旧上水を廃止しました。




緑地帯内の高台から緩やかな下り坂を歩いていると、前方に「新宿白糸の滝」が見えてきました。




給水開始当時の水道は現在の一般家庭各戸に給水されるスタイルではなく、街路に設置された共用水栓を利用するものであったそうですが、上水井戸の時代とは変わって雨天時の混濁がなく、多大な労力を要する事も無く蛇口をひねればいつでも清潔な水を大量に得る事が出来ました。




また鉄管で密閉・圧送された浄水は清潔なだけではなく、消防用水としても効果的で、大火を防止する有効な手段とになりました。本格的な給水開始以降は東京における伝染病や火災の発生数は激減し、近代水道の効果を示したのです。




新宿中央公園の敷地も西新宿の高層ビル街と共に淀橋浄水場だった場所でした。浄水場廃止の後も水が豊富にあると言うイメージを生かして、公園造営時にこの「新宿白糸の滝」が作られたそうです。また水の広場側には「新宿ナイアガラの滝」もあります。




新宿白糸の滝の前を離れて、標高が周囲より高くなっている芝生広場方向へ歩いていきます。




芝生広場の脇には花壇が整備されていました。芝生広場内では地域の人々が散策している姿が見えました。




1923年(大正12年)9月1日に関東平野を襲った関東大震災によって、東京市内で住居を失った市民が広い山の手郊外に土地を求めるようになり西新宿一帯はその代表的な住宅地となりました。その時から淀橋浄水場の郊外への移転が地域住民たちによって要望されるようになります。




1932年(昭和7年)には東京市会に東京市第二水道拡張計画案が提出されます。淀橋浄水場の機能を東村山市に移転させ(現在の東村山浄水場)、淀橋浄水場の売却処分収入を市債の償還費に充当するというものでありました。その後戦局の悪化に伴って、移転は戦後に持ち越されることになります。




広大な芝生広場内は木々が生い茂り、まるで原生林の中を歩いているようですね。




1960年(昭和35年)に移転先であった東村山浄水場が竣工・通水すると、淀橋浄水場は廃止に向けて職員の転出が始まります。当時の職員は約150名で、技能研修を実施したうえで段階的に転出しました。同時に施設能力の段階的縮小も図られ、1965年(昭和40年)に入る頃までには大部分の施設が停止されたのです。




その後は新宿副都心の高層ビル計画と、新宿中央公園の整備が始まることになります。公園北側の花時計前に到着しました。これで厳冬の新宿中央公園の散策は終わりです。



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厳冬の新宿中央公園(1):住宅地と高層ビル街に囲まれた緑地帯を歩く

2013年01月12日 14時50分42秒 | 淀橋台・新宿


1月上旬の平日、東京都新宿区の西新宿地区にある緑地帯「新宿中央公園」にやってきました。平日の午前中の人通りもほとんどなく、ひっそりとした雰囲気に包まれている新宿中央公園を散策していきたいと思います。全体的な雰囲気としては、約500メートルほど離れた場所にあるJR新宿駅西口の喧騒が信じられないほど閑散としていました。




本年(2013年)は、今まで取り上げてこなかった淀橋台、宇田川、豊島といったJR山手線の西側の山手地区を積極的に散策していこうと思います。山の手の閑静な住宅街と、副都心として整備された業務地区のビル街が共存している風景を中心に歩いてみたいです。




緑地帯入口(水の広場)前から振り返って西新宿の高層ビル群を撮影してみました。高層ビルの周辺は吹き抜ける風がものすごく強かったです。




新宿中央公園の緑地帯の面積は8万8065平方メートルあり、新宿区内の緑地のうち新宿御苑・明治神宮外苑・戸山公園に次ぐ面積で、新宿区立公園の中では最も広いのです。




緑地帯の中で見上げてみれば、どこでも西新宿の高層ビル群が目の前に広がることになります。




元々この場所は現在隣接する熊野神社の敷地の一部であり、戦前には小西六写真工業(現:コニカミノルタ)の工場敷地などになっていました。それに戦後新宿副都心計画の一環として、淀橋浄水場の跡地と併せて、西新宿に勤めるサラリーマンなどへの憩いの場として公園として整備されることになったのです。




緑地帯のほぼ中央にある水の広場から階段を上り、南側(富士見台がある方向)へ向かって散策していきます。敷地内は意外と起伏の多い地形となっていて、立体的な都市公園となっているのがわかります。




緑地帯の小山である「富士見台」周辺ではなにか工事が実施されている状況でした。・・・それにしても人間の気配がほとんどなく、歩いていて少し寂しくなってきました(汗)。




新宿中央公園の緑地帯や、西新宿の高層ビル群があった場所は、かつては東京都水道局が運営していた「淀橋浄水場」の施設が置かれていました。1965年(昭和40年)の浄水場機能が東村山市の東村山浄水場へ移転したことに伴い、後に高層ビル街や緑地帯として整備されることになるのです。




明治維新以前の江戸の水道は玉川上水と神田上水を水源とした7つの分水組合によるものであったのですが、東京府が設置されて組合が解散した後もこれら2系統による給水が続きました。




新宿中央公園の敷地はふれあい通りという東西方向に伸びている大通りを挟み、北川と南側の敷地に分かれています。これから公園大橋を渡り、南側の敷地へ進んでいきます。




ふれあい大橋の上から西新宿の高層ビル群を撮影してみました。




ふれあい大橋の上から撮影した「東京都庁第一本庁舎」です。「ポストモダン」をコンセプトに設計された高層ビルで、1990年(平成2年)12月に竣工しました。




第一本庁舎の南側に建っているのが「東京都庁第二本庁舎」です。第一・第二のどちらの建物も、丹下健三氏によって設計されました。




南側の敷地の「ジャブジャブ池」は工事が行われていました。




元来た道を引き返して再びふれあい大橋を渡り、緑地帯の北側を散策していきます。




敷地内の木々はほぼ全てが枯れ木状態になっているので、公園内の日当たり加減はものすごく明るいと思いました。




新宿駅周辺の賑わいが嘘みたいに静まり返っている新宿中央公園内を歩いていきます。

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