ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

「和」なボーダーって、どお?

2005年04月18日 | 京都
今日のお初。ヤマブキ、ライラック。季節は動いてゆくのですねえ。

今日は月曜日。園芸店へ出勤、車で生花市場、スーパー、お得意さま、医療機関それぞれ数軒を回りました。店の方に帰ってくると、目の前に山々が近づいてきます。なんともいえない若草色。なんていうか…そう、和菓子のようです。ちょうど山の形もぽってりしていて、ふわふわした樹木の枝々が「きみしぐれ」のような質感に見える。きっと鮮やかな黄緑とうっすらと赤みがかった部分がヤマモミジ、ちょっと渋い銀色がかったところがコナラ類なんじゃないかな?なんだか手を伸ばして撫でてみたい感じ。

さて、いきなり問題です。「和」なボーダーとはこれ如何に?
ボーダー花壇と言えば、イギリス庭園には欠かせない、道沿いや壁の側などの細長い場所を立体的に植栽する花壇のことです。うっとりしながら競い合う花々を眺めて歩くのは、なんとも楽しいものですよね。で。その和風版なんてどうだ???

造園屋さんの方で当面の間宿題になっている、団地の緑地帯のリフォーム用にアイディアを考えるともなく考え始めたところ。まずは単調なブロック鋪装のエリアをどうするか。広い敷地全体がどちらかといえば和の雰囲気なので、ここだけ洋花にすると浮いてしまうかな?だけど。

和な雰囲気の細長い植栽というと、どうしても露地など木漏れ日の射す「日陰の庭」のイメージが強く、直射日光の厳しい場所にすっくりと立っている「和の花」があまり浮かんでこない。特に1年草の入れ替え花壇ををねらった場合は。う~ん。その前に、「和花」の定義って、なに?

私の感じる「和」って、どこか山野草的なもので、しかも、ぱら、ぱら、ってまばらにひっそりとあるものなんですよね。スミレとか、リンドウとか。後、ハギやムラサキシキブじゃ枝が暴れちゃうし、どちらかといえば低木になるし。花も地味だし。う~ん。混植じゃなくてスイセン、ハナショウブやキキョウなどの単植でボリュームを出せばなんとかなるのかもしれないけれど…、活用がちょっと苦しい…。もうちょっと考え直そう…。そして楽しい迷いの日々が始まろうとしているのでした…。

☆今日のちび庭気温 12~23℃ あつかった~!車に乗ってたら、すっかり手の甲が日焼け。こりゃ植物も育つはず。(○・・○)