ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

和菓子でチョコでカリフラワー。

2005年05月19日 | 京都
今日も市内へお花をお届け。「出かけるからその前に早く持ってきて」の電話に、お昼もそこそこに先輩のおねえさんと愛車の紺のワゴンに飛び乗ります。鴨川端を突っ走ってゆくワゴン。必死でハンドルを握っているおねえさんの横で、周りの景色の豊かさにひたすら見とれる私。どこまでも緑のケヤキのトンネルをくぐり抜け、川辺の緑が日ごとに濃くなるのをそっと堪能しつつ(ちなみに、一応道順を覚えるという作業をしているのです)。

さて、若葉色も濃くなってきた山を見ると、中腹にはあちらこちらにどわどわ~っと黄色い、というかあかるい黄土色の一帯が。実は、これに気付いたのは私よりもうちの連れの方でした。先日自転車に乗って外に出たときに連れが、「すごい栗の木っぽいにおいがする」というのです。たしかに、周辺は、すこし甘いような、むせ返るような何ともいえない匂い。ふと顔をあげると、道のむこうの小高い山のところに、輝くばかりの黄色い、というか金色、というか、すごいボリュームの木が。近づいてみると、それはどうやらその木の花らしい。栗の花のような房が垂れ下がっているのですが、あまりにふさふさとしており、葉っぱが見えないほどなのです。

なんだろう?と、かえって調べてみると、どうやらスダジイ(Castanopsis sieboldii)の花らしい。まだ新芽のせいか、あまり葉っぱも落ちてなかったのですが、ようやくちっちゃな葉っぱを見つけてみると、確かにスダジイです。葉の裏が金色。こおんなに派手に花が付くんだあ。いや~、スダジイなんて藤沢でもさんざん見てたのに、花にはちっとも気付きませんでした。

それ以後、車に乗ったときも山を見回してみるのですが、かなりスダジイの群落があるのですね。あれは原生林なのでしょうか?それとも2次林?あれから1週間ほど経ちましたが、まだ黄土色はあせることなく、しっかり他の木々とは際立ったままです。遠目に見ると、なんとなく黄土色のカリフラワーみたい。まだまだ知らないことってあるのね~。

☆今日のちび庭気温 17~31℃ 晴時々曇り。最低気温が17℃だなんて、一気に上がりましたね。(^^;)