ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

雨の中でも虫の声

2005年09月05日 | 京都
あき、ですねえ。でも、まだ京都は暑かった!!!

金曜日、それでも34℃の日中を、ペース配分しながら作業。休憩時間で集まって来た造園やのおにーさん達もみんなぜいぜい吐息を切らし真っ赤な顔。「9月っていうけど何だかちっとも涼しくなんないね。」と言ったら、「あ~まいっすよ。10月まで30℃台のままですよ。京都は1年の内6か月は夏ッすから。」とニヤリ。「うっ、ぐるじっ~!」とのけぞってしまいました。

でも、印象としては、天候によって随分違う感じ。台風が迫っている今日はなんとも蒸し暑く感じていましたが、よる雨が振り出したらストンと気温が下がりました。団地では、草木が息を吹き返すと同時に虫達も元気に!も、築山を見回ると、あちこちに出るわ出るわ、サクラの葉っぱを一生懸命食べているモンクロシャチホコ。イラガも活動再開。この団地ではなるべく薬を使わず捕殺することになっているのですが、高枝鋏も届かないところだと困ってしまう。まあ、かなり大きくなれば、鳥が見つけて食べてくれるのでそんなに心配はしていないのですが。

ところが、中に目立って被害の大きい木がいくつか。どれも、通路沿い、建物沿いの人通りの激しいところのサクラです。ここは鳥が人を警戒してあまりやってこないのですね。築山の中の方はほとんど問題がないのですが。夕方作業を終えて帰る頃には、鳥達がピチピチとねぐらの木へ帰ってきます。やはり、バランスの取れた生態系って重要なんですねえ。それを思うと、鳥の糞で通路が多少汚れたからって目くじらたてるのは止めようという気になるもの。いくらでも掃除してあげるから、安心して住みなさいね。

ところで、あの黄色い花がまた咲きました!ユウスゲ?ノカンゾウ?キバナノアマナ?いろいろ調べてみましたが、今一つ蕾の感じや花の付き方が違う。どうもユリ科じゃないらしい。ヒガンバナ科?ゼフィランサス?ん、かなり雰囲気が似てきた。すくっと茎が1本に一つだけの花。葉っぱはなし。ちょっと離れてあるけど。でもなんか黄色がきついなあ???と、同じページに「クーペリア」の文字。

淡い黄色?うんうん。花びらと雌しべ雄しべの形もそっくり。蕾もおんなじ。花期は8月、まあ範囲か?昼も咲いているが夜も閉じない。うん、閉じてない。きっとこれだ。クーペリア・スマリー (Cooperia smallii Alexand.)。「北米テキサス州に自生している原種で、ゼフィランサス属と近縁」(http://www5.ocn.ne.jp/~koyama/Cooperia-smallii.htm)とか。おお、誰が植えたのか、何度見ても愛らしい。ほんとにそうだとすれば、植えた方はかなり通ですねえ。そうでなかったとしても、この土地の自生種だったらそれはそれでとってもうれしいんだけど。すこし掘り上げて殖やしちゃおうかなあ?

☆ちび庭気温9/2~4 23~34℃ 2日晴!!! 3日曇り 4日曇り→雨 気温変化の激しい数日でした。ちょっと気をつけて気温をとってみよう…ね。(^^;)