ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

ひろいもの。

2013年01月12日 | ガーデン
拾っちゃいました。

キンズ(金豆、マメキンカン Fortunella hindsii)の実です~。
中国原産の、とおってもちっちゃな金柑です。観賞用で、盆栽に使われます。


こお~んなにちっちゃいの。大きい方は、温州みかんのSサイズ。
中はどうなってるのでしょうか。種もちっちゃいのかな~。こんだけ実がちっちゃいんだから、ほとんど種はないのかしら???
触ってみると、意外にもこりこりと種の感触が。

切ってみましたら。

おう!すごい。中はほとんど種でした!4粒。すきまにほんの少~し果肉が。味は‥ほとんどしないねえ。かすかにみかんの味。
すごいねえ。こんなちっちゃな実でも、しっかり種を守り育ててるんだ。なんとけなげな。

え?もちろん、植えるんですよお~。きっと葉っぱもちっちゃいから、生えてきたらすぐわかるはず。楽しみだな~。 


こちらは、ハナミズキの実。寒い季節には、この赤い実がよく目立ちます。でも、あんまりハナミズキの実生は見かけないなあ‥。

☆今日のちび庭気温:-1~7℃ よく晴れてるんですけど、15時過ぎるともう作業するには冷えてくる。でも、紫外線は確実に強くなっているのを感じます。(^^;)

世界で一番美しい図鑑シリーズ

2013年01月12日 | 読書録

うわあっ、新しいパソコンになってから、調べながら書いていたら、3回も文章を消してしまった‥。便利すぎてまだ指が慣れない。夜更かししてる場合じゃないんだけどお~。


さて。最近はまっているもの。世界で一番美しい図鑑シリーズ。


図書館で借りましたら、とても大きな本でした。でも、本当にきれい。


しかも、説明文がハンパない。イギリスの王立キュー植物園の植物学者さんが書かれていて、種子や果実の分類の複雑さに頭がついてゆかない。でも、顕微鏡写真に着色されたビジュアルは、細胞一つ一つまで見えて、形に意味があることがよくわかる。


写真だけでも充分見応えがあります。世界にはこんな奇妙な種や実があるものか、と、いつか実物を見てみたいものです。





世界で一番美しい種子図鑑


http://www.sogensha.co.jp/booklist.php?act=details&ISBN_5=43012


世界で一番美しい果実図鑑


http://www.sogensha.co.jp/booklist.php?act=details&ISBN_5=43013


もう一つ「~花粉図鑑」があるんだけど、花粉症の庭主が読むのはちょっと勇気がいるなあ~。鼻がむずむずしそうで。





世界で一番美しい元素図鑑


http://www.sogensha.co.jp/special/TheElements/characteristic/index.html


こちらが、実に興味深かった。普段、「窒素・リン酸・カリ・マグネシウム‥」と唱えている肥料や、植物のみならず私たちの体や世の中のありとあらゆるものを形作っている元素。それらが目に見える形で表されているというのだから、ページにかじりつくように読んでしまいました。


その元素が純粋な結晶になると、かなり物騒なものも多いらしい。そういえばマグネシウムって、燃えたわね~、とか、水素の爆発力って、そりゃあ爆弾になるくらいですから、とか、リンって単体だと猛毒なのね、とかとか。逆に安定的なヘリウムが実はとても稀少なのだとか。


植物や私たちの体のみならず、この世のありとあらゆるものを形作っている元素。


「植物はすごい~生き残りをかけた仕組みと工夫」中公新書 を書かれた田中修さんも、水と二酸化炭素からデンプンをつくる植物はすごい、といったことをおっしゃっています。確かに化学式で見れば納得できても、実物を思い浮かべると、なんだか無から有を作り出すような、不思議な感覚にとらわれます。


次は、「不思議で美しい石の図鑑」でも借りてみようかなあ~。そんな感じで、「庭石図鑑」なんかあったらいいなあ~。だって、○○石とか名前ばかり聞いても、本物にはなかなかお目にかかれないんですもの‥。いや、本物を見られるのが一番いいんだけれど。


そういえば京都のあるお宅のお庭で、親方に「この石はなかなか見られへんで~。よう見ときいや。」といわれた、細かい菊模様がいっぱい入ったような黒い石。あ~、名前忘れちゃったなあ~。何だったっけなあ~。真黒石だったかな~。どこかに写真を撮ってノートには書いてあるはずだけど‥。