ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

グリーンバンク

2005年05月22日 | 京都
ちょっと調べものをしていたら、面白いものを見つけました。
「グリーンバンク」というもの。東京都江戸川区の環境促進事業団(http://www.city.edogawa.tokyo.jp/sec_jigyodan/sec_gbank/index.html)のHPにあったんですが、花の種から庭木まで、「緑がほしい人」と「緑を譲りたい人」の情報交換をしているのですね。こういうのが是非もっと広がればよいなと思います。花屋さんや植木屋さんは頭を抱えるかもしれませんが、生命のあるものですから、できることなら使い捨てではなく活用してやりたい。

そういえば、仕事でいつも通る三叉路のわきの土手に見事なオオムラサキツツジ(Rhododendron pulchrum)がびっしりと植え込まれていたのですが、「?工事してる?」とおもったら、いきなりパワーショベルで株ごと土手が崩されていました。あまりの豪快さに「ひえ~、大胆~。」と驚いてしまったのですが、1週間ほどして、そこには方形の石で石垣が組まれていました。

あのツツジはど~なったの?そりゃスコップで掘り返してひと株ひと株取り出すとコストがバカにならないんだろうけど、オオムラサキなんて安もんだけど、まあ、土手の強度の問題もあったんだろうなあ。でも、なあ。もっかい「used」で流通させてあげられればなあ。と、そこの植え込みが好きだった私は新しい石垣の照り返しの白さをちょっとうらめしく思うのでした。

さて、今日は造園やさんで夏のような暑さの中、エンジン付きバリカンでツツジの刈り込みをやりました。重くってもう腕ががたがた。そのあと別のツツジにお礼肥をやりました。2mほどの巨大なバールで株もとよりちょっと離して15~20センチくらいの穴を開け、そこへ肥料を流し込み。

そうしていると団地にお住まいの方が見にいらして、ついでに「あっちのクスノキの剪定はどうかと思うなあ。」「桜の木、うっとうしいからもっと切れない?あんまり切っちゃいけないのは分かってるけど。」「このアラカシはいつ切ってくれるのかなあ」と、皆さんしっかり見ておられる。しかも、それぞれに一か言持っていらっしゃる。あまり反論もできないけど、そうかといってそれなりにこちらも理由もあるしすべての方の声を叶えることもできないし。先輩も苦笑い。
こちらの方達は、ほんとに、もういいんじゃないかってくらい木を切っておくのが好きなんだなあ。園芸店のチーフも、「京都のひとはな、とにかく庭木に鋏さえ入ってたらいいねん。ちゃんとしてるっていうしるしになるねん。」と笑っていました。よく木が弱らないもんだ。過酷な環境なのね。

☆今日のちび庭気温 14~26℃ 今日は快晴。行楽日和だわ~。(*^^*)


収穫!

2005年05月20日 | 栽培
うちのちび庭、イチゴが育ってきましたよ。ちゃんと赤くなってきたきた!これは、確か授業で大和市の花屋さんに見学にいった折に買ってきた株です。学校の畑に植え込んでたときはあまりぱっとしなかったけど、鉢に植え込んでちゃんと肥料をやったら見事に出来ました。うれしひ。一番赤くなったのを食べてみたらおいしかった!満足満足。

なお、一緒に植わっているのは斑入りノブドウ(Ampelopsis glandulosa 'Elegans')です。やた!斑入り葉が出てきた!やはりかわいいではないですか!あれから、毎日食い入るように観察していたのですが、最初は緑葉ばかり出てきて、かなりがっかり。「直射日光がきついのかな?」と思って鉢をちょっと軒下へ入れたせいかどうか、最近は先ッ緒にきれいな白の斑入り葉が出てきました。花芽も付いて、新芽はワインカラーがつややかです。

ただ、引っ越しで急いでてイチゴと一緒に植えちゃったものだから、イチゴには日が当たるように、ノブドウには当たらないように、なんて、微妙な鉢の置き加減。何はともあれ、お気に入りの一鉢です。イチゴの収穫が全部終わって暑くなってきたら、北東側のベランダに移そうかなあ。

そう、忘れかけているけれど、うちにはちび庭以外にもうひとつベランダがある!玄関と同じ、北東側なのです。この玄関とベランダに鉢を置きたいんだけれど、残念ながら2階のお宅への階段があったりであまり日が当たらないので、何を置こうか迷っているところ。いまのところ、ちび庭で一番きれいに咲いた鉢を1週間交代くらいで置くつもり。いまはすっかり青々としたエリカ‘クリスマスパレード’Erica ×hiemalis cv. Christmas Paradeと、赤い花をぽちっと咲かせているポテンティラ‘ギブソンズスカーレット’(Potentilla spp.)の鉢を置いています。

さあ、今日も造園やさんでがんばったからそろそろ電池が切れてきた。明日も造園や!ではみなさま、おやすみなさ~い!

☆今日のちび庭気温 13~23℃。すごい晴天だって聞いてたけどほとんど曇天でしたね。私にとっては作業しやすくてラッキーだったな。(^_^)

和菓子でチョコでカリフラワー。

2005年05月19日 | 京都
今日も市内へお花をお届け。「出かけるからその前に早く持ってきて」の電話に、お昼もそこそこに先輩のおねえさんと愛車の紺のワゴンに飛び乗ります。鴨川端を突っ走ってゆくワゴン。必死でハンドルを握っているおねえさんの横で、周りの景色の豊かさにひたすら見とれる私。どこまでも緑のケヤキのトンネルをくぐり抜け、川辺の緑が日ごとに濃くなるのをそっと堪能しつつ(ちなみに、一応道順を覚えるという作業をしているのです)。

さて、若葉色も濃くなってきた山を見ると、中腹にはあちらこちらにどわどわ~っと黄色い、というかあかるい黄土色の一帯が。実は、これに気付いたのは私よりもうちの連れの方でした。先日自転車に乗って外に出たときに連れが、「すごい栗の木っぽいにおいがする」というのです。たしかに、周辺は、すこし甘いような、むせ返るような何ともいえない匂い。ふと顔をあげると、道のむこうの小高い山のところに、輝くばかりの黄色い、というか金色、というか、すごいボリュームの木が。近づいてみると、それはどうやらその木の花らしい。栗の花のような房が垂れ下がっているのですが、あまりにふさふさとしており、葉っぱが見えないほどなのです。

なんだろう?と、かえって調べてみると、どうやらスダジイ(Castanopsis sieboldii)の花らしい。まだ新芽のせいか、あまり葉っぱも落ちてなかったのですが、ようやくちっちゃな葉っぱを見つけてみると、確かにスダジイです。葉の裏が金色。こおんなに派手に花が付くんだあ。いや~、スダジイなんて藤沢でもさんざん見てたのに、花にはちっとも気付きませんでした。

それ以後、車に乗ったときも山を見回してみるのですが、かなりスダジイの群落があるのですね。あれは原生林なのでしょうか?それとも2次林?あれから1週間ほど経ちましたが、まだ黄土色はあせることなく、しっかり他の木々とは際立ったままです。遠目に見ると、なんとなく黄土色のカリフラワーみたい。まだまだ知らないことってあるのね~。

☆今日のちび庭気温 17~31℃ 晴時々曇り。最低気温が17℃だなんて、一気に上がりましたね。(^^;)

バラな日々

2005年05月18日 | 栽培
朝5時半。ちび庭に出て朝の水やり。急がなきゃあいけないんだけど、バラの蕾にアブラムシを見つけては「あ~。」といいながらアラカシの落葉の先でかき落す。○○クジのお食事のあとであろうパンジーの花柄を摘み取る。つん、と上に向いて開いたアマの花をしげしげと見つめる。んなことしてるから時間がぎりぎりになっちゃうのよお。困ったもんですね。どんなに眠くても、どんなに疲れてても、ちび庭におりていると時間のたつのを忘れてしまう。これが園芸療法効果というものでございましょうか。

今日の特筆は、「コーヒーオベーション」(Rosa‘Coffee Ovation’)!ミニバラよりもちょっと大きめのパティオローズです。見る陰もなく縮れて葉っぱもほとんどない状態でずっと放ってあったのですが、大きい鉢に他のバラと一緒に植え替えたら、時期もあったのでしょうがとたんに息を吹き返して、見事な花を咲かせてくれました。やっぱり、一瞬しか日の当たらなかったベランダと違って、この庭はバラの生育が素晴らしくよいです。このはな、こんなに大きかったんだあ。深い、いい色ですね。仕事にいく時間も忘れてうっとりと鉢の側に座り込んでしまいました。あぶないあぶない。もうちょっとしたらその上の、愛する「アプリコットネクター」Rosa ‘Apricot Nector’が咲くはず。だから5月って好きさ。うふふふふ。

☆今日のちび庭気温 11~23℃ 雨が降りそうで降らなそうで。あしたはどうかしら?(○・・○)

げんき、はつらつぅ~???

2005年05月17日 | 京都
つかれたねえ~。今日は、炎天下を先輩のおにーさんと2人だけでひたすら生垣&低木のお手入れ。アベリア(ハナゾノツクバネウツギAbelia × grandiflora)、プリペッド(西洋イボタ Ligustrum vulgare)、ユキヤナギ(Spiraea thunbergii)、ツツジ&サツキ(Rhododendron indicum)をおにーさんがバリカンでジャーッと刈り込み、私はブロワー、竹帚&熊手を駆使しておかたづけ。お片付けも奥が深いですね~。こんなにやってもまだまだ先輩や親方達の鮮やかな手並みには程遠い。いくら掃いても葉っぱが残ってしまうのに、先輩がやるとすっきりさっぱり、「ここで作業してたなんて分からないでしょ~。」という感じで完璧きれい。力を入れると熊手ををこわすし、慌てると引っ掛けるし。

楽しかったのは、ずいぶん育って「大玉(!)」になったツツジ(たぶんオオムラサキ Rhododendron pulchrum)の剪定。高さは180cm、幅3mくらいの植え込みを、大透かしで。「胸の高さまで」切り戻すのですが、枝先だけ切るのではなく、それ以上の高さの枝を根元からとってしまうと、素晴らしくすっきり。ただし、根元までたどる為に、植え込みの中に顔を突っ込んで枯れ枝をばきばきとかきのぞき、思いきり腕を伸ばして剪定鋏に力を込める…って、他の枝に邪魔されて手首も90℃に曲げつつだったりするので、力が入らない~。でも、これが瞬時に枝を読んでテキパキと仕上げることができたら、かっこいいだろ~な~。

そういえば、うちのちび庭には「ばくだん鉢」もとい、「宝鉢」があります。ちょうどばくだんのような(?)丸い素焼き鉢の中には、昨年藤沢の長久保公園で拾った木の実がいっぱい。それが、気温が高くなるにつれて次々と発芽。今となっては、何の芽か分からない…。でも、たぶん一つはアベリアだなあ。でもってもう一つのつるんとしたのはきっとサルスベリ。特大製のは…あれ?名前を忘れてしまった。こっちの産毛が生えてる双葉はなにかなあ???珍しいものは入ってないはずだけど。わかんないなあ~。

☆今日のちび庭気温 10~30℃ うわ~、暑かったはずだ。気温差20℃!おかげでちょっと鼻の頭が日焼け。(*^^*)