梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

大間の鮪

2019-01-06 13:26:01 | 雑記
大間の鮪が何と3億3千万で競り落とされたという、
獲った漁師も「桁が違っているんじゃないか!」と言う値段だ、
まあそれがセリだしそれでも良いと言う人が買ったのだから文句の言いようがないのだが
なんか違う気がする、
通常の一貫で計算すると包丁代を除いても3万近くになる計算だそうだ、
こうなると食べ物じゃないのじゃないか、
庶民がちょっと贅沢にマーケットで買う鮪はひとパックで千円を超えると手が出しにくい
そんな庶民が偶に手に入れる刺身は遠洋漁業で冷凍された物かその時に大量に取れた魚位になる
しかしご祝儀値段だとは言え一匹の取引価格が庶民平均の年収の80倍近くだ
これは恐らく鮪の平均価格を底上げする事になるだろう、
3億で競り落としても利益を度外視してと言う大判振舞が出来ると言う事はそれだけ利益があるのだろうが「利益をお客様に」還元すると言うならもっとほかの方法がないのか
回転ずしでささやかな散財をする庶民と3億2千万を宣伝効果と称して散在する経営者
「廻らない寿司」は庶民にはとても暖簾をくぐる勇気はない
しかしそれらの店はこの不景気風はどこ吹く風の様だ、
客単価は10万前後の店が悠々とやっていけると言う事はそういう客層も確実にある訳だ
一方で学費が払えないで進学できない子供の家庭がある、
高齢者の餓死もある、電気を止められて投資する高齢者もいる
子供食堂と言うNPO的な店が彼方此方に出来て来た、かなりの人達が限界生活という所に追い落とされている、
一匹の魚が限界生活者100人の一年を救う金額だ、
このニュースは明るい話題ではなく私を不快にさせる