梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

トイレットペーパー狂騒曲

2020-03-01 14:01:57 | 雑記
新ウィルスの影響でマスクが手に入らないと言うニュースが流れたらSNSで「紙が不足したから次はティッシュが無くなる、次はトイレットペーパーも無くなる!」と流されあっという間に拡散して買い占め騒動になり店からトイレットペーパーまで消えたらしい、
こんなことを思いついた人は本当にそう思っているのかも知れないが普通に考えたらわかりそうなものだろう、
ティッシュペーパーで代用することが出来ると言う記事があったのでそこから逆推測したんだろうが元々ティッシュペーパーでマスクが作れるわけはない、あくまで気休めの代用品である、
更にトイレットペーパーの原料でマスクなんかが作れるわけはない、
トイレットペーパーの基準はJISで決められていて水に居れたら3分以内に完全に溶けなければ認可されない、
まあ、そんな事は雑学の範疇だから一般的な話ではないが普通に考えて「トイレットペーパーでできたマスク」なんぞがある訳はないだろう、
呼吸器を覆うマスクは衛生的検査はさらに厳格である事は当然だろうし原料も厳選されている、
同じSNSでこういう説明と「十分にありますから心配しないでください」と言うアナウンスが流されてもネガティブ情報はあっという間に拡散するのにポジティブな情報は無視をされるのか街のマーケットからどんどん消えてしまった、
こんなことを朝食の時ニュースをみて女房と話していたのだが昼を過ぎたころその女房殿から電話が来た、
「トイレットペーパーが売っていない!そっちも探して買ってきて」と言う、
「家に幾つあるんだ?」と聞いたが言うだけ言うと電話を切ってしまった、
念のため近くの大手スーパーやドラッグストアを見てみたら「只今発注していますのですぐ入荷します、十分に在庫は有るので申し訳ありませんが1名につき1パックに限定させて頂きます」とからの棚に張り紙がしてある、
事務所に戻って在庫を見たら10個在庫がある、事務所は私しかいないので大体月に2個あれば間にあう、
女房殿に電話して在庫を聞いたら「10個くらいはある」と言う、
「事務所にも同じ位あるから大丈夫だ、すぐ出てくるからあわてる事はない」と言ったのだが「無くなったらどうするの!」と偉い剣幕で言われた、
娘にネットで注文してもらったら業務用の60個入りがあったので急いで注文したと言う
「そんなに焦らなくても大丈夫だから」と言ったのだが「どうせ使うものだから良いでしょ、探して歩いたのは私なんだから!」と怒りが収まらない、
「有難う、」と言うようなニュアンスを期待したのかもしれないが私の答えがネガティブに聞こえたのかもしれない
しかし、朝話していた時は「そうよね」と言っていたのだが店に無いと言う現実を見た途端焦りまくってしまったようだ、
「そう言う心理が必要のないパニック買いを起こすんだから」と言ったのが更に油を注いだことになった、
これが群集心理と言うやつか、中々冷静に対処するのは難しいのかもしれないが
オイルショックの時に製紙会社が「千歳一遇の機会」と言ってぼろもうけを示唆した事とは違い今回は製作側自体が戸惑っているようなので意図的なフェイクではないだろうとは思うが、なんとも愚かな発想であり、少し落ち着いて考えればわかりそうな事に「世間はどうなろうと自分だけは安心したい」と言う心理状況がこんな状況を引き起こしたんだろう
しかしその割に一番重要な「拡散防止に不要不急な外出」であろうライブだったり買い物だったりは考えないと言う思考が本当にわからない