梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

豚も煽てりゃ木に登る

2012-04-23 13:37:54 | 雑記
「豚も煽てりゃ木に登る」と言う話がある、若しかしたら自分の廻りにはそんな事を言って居そうな人間も垣間見る、そんな時は自分に「煽てられようと何しようと木に登れりゃ豚だってりっぱなものだ」と考える事にしている、まあまり調子に乗って高い所まで上ると降りられなくなったり落っこちたりして其れこそ笑いものだから注意は要る。
しかしそうは言っても「あいつは褒めときゃなんでも喜んでやるからやらせとけ」と言われている事が分っているとやはり気分の良い物ではない、この手の話は女性同士が亭主に対してよく話している様だ、我が家の女房殿はそんな事は有るまいと思うが此れも本当の所は分らない
しかし我が娘は此れを実に分りやすくやる、子供の頃は喜んで騙されてあげたのだがどうやら私がその事に気が付かないで居ると思っているようで何か頼む事が有る時だけ「お父さんはよく知っているから、」とか「上手だから」と言って来る、しかしその事が心からではない事は亭主と比べられて孫に「パパなら大丈夫だけど爺だから危ない」と言う様なことをぽろっと言うので良く分る、
一々取り立てる気もしないので褒められても貶されてもほうっておく事にしている、自分には二人の姉が居るので女性のそう言う会話は結構聞いた、悲しい事にお陰で余り女性を信じられない様に成ったようだ、
もっとも此れは女性に限った事でもない、サラリーマン時代同僚と飲むと必ず同じ様な話になる、
上司に関しては大抵不満があって「会社に見る目が無い」と言った話になる、サラリーマン漫画やドラマではこう言う掻き方をされる無能な上司という奴が出て来るが本当に無能は人間を責任者に残して置くほど経営者は馬鹿ではないし第一経営がおかしくなる
同僚の話となると「無能でどうしようもない奴」と「煽てられてニコニコやる奴」が出て来る、無論そう言う対象は一緒には飲まないから居ない所で摘みとなる。
どうも自分は此れが苦手で結局会社の同僚と飲む事は少なく、近くの喫茶店で知り合った同年輩の連中と飲んでいた、無論行事の様な物には顔を出すが2次会と言ったものは体よく断って出ない事が多かった、
従って勤め先ではあまり人付き合いの良くない男となっていたのではないだろうか、
その代り飲屋の友人は多かった、花見やバーベキューや飲み旅行の様な奴を随分やった、大抵年嵩が近いので子供も同じ様な按配になる、子供を連れて家族単位の付き合いが多かった、
職業も生活レベルも見事に違うのだが仕事の話はまず出ないし共通の悪口を言う相手もいないので気持ちの良い付き合いが出来た、
しかし子供が大きくなると段々と距離が離れて疎遠になってくる、疎遠にならないで50代を越えて付き合っていた仲間の特に親しくしていた友人が二人先に逝ってしまった、
結局今では夫婦二人で飲む位になってしまったが今更昔の友人を呼んで一緒に飲もうという気も起きない、どちらが残るか分らないがまあ仕方ない、こんなもんだろう


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