多摩堤通りの街路樹は百日紅色んな色がある
黒い瞳の若者が私の心を虜にした・・」
茶色の瞳のスーザンでロシア民謡を思い出した、
10代のころ愛唱歌にはロシア民謡と言うのが有った
都会では「歌声喫茶」と言うのがはやっていて中学の担任になった若い教師が学生時代にそこで歌った歌を授業の時に教えてくれていた
当時若者向けの雑誌の付録にも歌詞の小雑誌が付いてきていてその中にも幾つものっていた、
「雪の白樺林、夕日に映える、
走れトロイカ、軽やかに鈴の音高く」
「カチューシャ可愛や、別れのつらさ、
せめて淡雪解けぬ間に雪に思いをララ掛けましょか」
コサックダンスと独特のメロディーは合唱には向いていてカラオケなんぞなかった時代に
健康な若い男女は野山で、歌声喫茶でみんなで歌ったものだった、
ユースホステルと言う廉価な宿泊施設を使って旅をするのも若者の文化だった、
夕飯の後、知らぬ同士が集まって歌を歌ったと言う
もっとも私自身はこういう旅は苦手で言ったことはないのだが
ロシア民謡で想像したロシア人は素朴で優しく、極寒の大地でも明るく暮らしている人達だった、
しかし、今のウクライナ侵略を見聞きし、またシベリア抑留の事を考えると見事に裏切られた気がするが人々と権力者とは乖離するのはどの国も同じかもしれない
ロシア革命で共産党が政治を司る事になったのだが其れは国家拡大主義になり崩壊することになった、
ロシア皇帝ロマノフ王朝の頃は拡大主義は見られないような気がする
井上靖の「おろしあ国酔夢譚」の大黒屋光太夫の話などをみなどを見てももっと穏やかな感じがする、
むろん農奴たちの厳しい生活があの革命を起こしたことは間違いないし帝政の歪は崩壊する事運命にあったのだが今まで国家を納めると言う事をやってこなかった人間が権力のトップに就くと言う事はやはり歴史から拡大暴走をする様だ
日本も徳川幕府から大政奉還を受けて天皇を祭り上げた薩長に政治を任せてから同じように拡大主義となり肥大化した政権は崩壊することになった
しかしアメリカの拡大主義にへばり付くころで同じ様に「強い日本」と言う妄想に取りつかれている感じがする、
長い年月国家を治めて来たいわゆる「帝王学」を教え込まれてきた連中にとってその権力は継承はしたとしても「自分の力」で手に入れたものと言う発想は恐らくなかったのだろうと思う
しかし、治められていた自分が治める側になったとき「自分の力は絶大だ」と言う妄想に取りつかれ、権力の拡大は止めを知らず、「総てを手に入れる事は当然なこと」と思い込んでいるのではないかと思う
ヒトラーしかり、プーチンしかり、トランプも、自民党「岸一族」しかり
国家を強大にしたのは自分(達)だから黙って自分(達)に従えばいいと言う態度行動が今の多くの紛争と我が国では生活の格差社会を産んでいる
プーチン、習近平などは恐らく一代限り、転落すれば過酷な状況も待っていそうだが我が国の自民党は組織を駆使して継続してゆく、
民主主義を健全に機能させるには今苦しんでいる現役世代と若い世代が白けることなく政治に向き合ってもらう事が重要だ
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