梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

そうだな、まだ隠居は無いよな

2012-08-15 16:19:59 | 雑記
仕事で十数年前から付き合いのある人から久しぶりに電話が来た、お互いに認める腐れ縁だ、私より随分若い、40代の後半である、大きな会社に居たのだが夢を持って自分で会社を起こしずっと頑張っている、
しかし中々芽が出ない、面白い企画と行動力がある男だが今ひとつ詰めが甘いと言うか結果が出ない、しかしその辺りは自分も同じ様な物だ、起業したマーケットに見込みが付け難くなり新しいマーケットを探している時に知り合って「今度こそ」とチャレンジを続けているが遂に自分は65歳を迎えようとして居る、彼は未だこれからだが自分は(もう、良いか・・)と考え始めていた
しかし彼から「駄目ですよ、引退だけはしてはいけない、其れが一番駄目です」と言われた、「未だ充分出来ます、何を言ってるんですか」と言ってくれた、
(そうか、未だ行けるか、)と考えたら元気が出て来た、取りあえず稼ぎが無くても生活が出来ると言う事は仕事をしなくて言いと言う事ではないのだな、安心して新しい仕事をやれると言う事なんだ、
今までは生活の為が第一義だったのだがこれからは純粋に仕事をすれば良いのか、
此処暫く仕事らしい仕事が無くて(此れで喰えるなら辞めてしまおうか)とも思ったが其れでもどこかで(未だ現役だ、なんか悔しい)と言う気持ちが有った、しかし事務所に1人で居て電話も無い日が数ヶ月続かれるとさすがに落ち込んでしまう、しかし彼の言葉で自分が本当にしたいのはやはり仕事を続ける事なんだ、
今の仕事はかなり神経を使う、目も疲れる、注意力が散漫になって根気が無くなる、此れを歳のせいにしてはだめだ、歳のせいにすると言うことは自ら老化すると言う事だ、根気が無いのも注意力が落ちたのも全て甘えでしかない、若い連中に馬鹿にされるのが嫌ならそれなりに努力しなければ成らないのだ、人間の能力に差が有るとすれば努力を継続できるかどうかと言うかもしれない
そうだとすればその能力は心の持ち様で何とかなる、神経痛と通風なんぞ良い訳にもならない、
と、自分に言い聞かせて図面をもう一枚今日中に仕上げよう、あ~あ、目が疲れるし肩は凝る、

国民を舐めると国は隣国に舐められる

2012-08-14 12:03:53 | 雑記
つい先日韓国のイ・ヨンバク大統領が竹島に上陸したと言う、少し前にはロシアの大統領が北方四島に上陸したらしい、解説を見ると両方とも近づいた大統領選挙で国内の支持をえる為に大々的に報道して行ったらしい、
領土問題は互いに譲れず戦争にもなりかねない重要で微妙な国家間問題だ、
当事国は当然だが直接利害関係の無い国際機関ですらこの問題は極力避けている、
どんな理屈が有っても「はい、そうですか解りました」と解決できる問題では無い、国際的に弱小国家同士で明らかに侵略行為とでも成らない限り国連が出て来たとしても解決は難しい、
それどころか国際的な緊張を生んでしまいかねない、だからお互いに譲らなくともあまり大きく無い声で権利を主張しあった状態を維持し続けるしかないのだ、
歴史的な問題も何時からどう言う統治がされていたかと言う事以前には未だ国境が定かで無いころから民間人が立ち寄っていたと言う事は充分ある、特に島となれば漁業も貿易も無人島なら水を得たり風待ちをしたりと使っている事が多い、この時点では恐らくどちらに帰属すると言うより互いに仲良く使っていると言う事のほうが多いはずだ、船乗りにとって絶海の孤島は命綱でありそれ以外では無い、
国と言う物の権利意識が強くなり他国を排斥或いは凌駕しようとしはじめた事でこの様な問題が大きくなってくる、但し北方四島は人が住んでいたので西南の島とは若干違うのだがいずれにしても腫れ物に触る様にしか対処出来ないはずの領土問題を自国の選挙運動の一部として使うと言う事は随分日本は舐められた物だ、選挙活動で国内問題はどちらかに寄れば他方が離れると言う状況に成ったとき他国を批難してパフォーマンスとして問題の領土を利用すると言うのは相手国家を選挙運動の出汁に使ったと言うここだ、「日本は何をしてもどうせ何も出来ないから」と言う事であろう、あわよくば実効支配の既成事実を作ってしまい国際的に「日本は何もいってこないと言う事は我が国の領土である事を認めた」とでも言うつもりか、
民法でも持ってゆくと告げて持ち去ってもその管理者が何も言わない場合は追認したと言う事になる、この状況は隣国全てに「領土に関してはなにも主張出来ない国」と言う印象を与え、案の定今度は尖閣列島に上陸すると堂々と発表したうえで3日間かけてくると言う、此れで何もしなければ完全に「追認」である
野田さんよ、国民の1人として言うが「腹は括った、戦闘状況に成ってもやむを得ない、海自に実弾を込めて急行させてくれ」アメリカは当事国が何もしなければ何も出来ない、頼りにするとしたら大間違いだ、

ごまめの歯軋り

2012-08-13 18:21:45 | 雑記
経団連は、政府が策定する2030年時点の電力に占める原子力発電比率の目標について、主要な業界団体など33団体(うち製造業20団体)に緊急調査を行った。
 ゼロシナリオになった場合、雇用が減ると答えた団体は96%を占め、国際競争力が低下するとの答えも90%に達した。電気料金の値上がりによる産業空洞化などの懸念が浮き彫りになった。
 政府は、30年時点の原発比率について「0%」「15%」「20~25%」の三つの選択肢を示しており、それぞれのシナリオが企業活動に与える影響などを聞いた。
 雇用に与える影響(回答数23団体)は、ゼロシナリオでは「大きく減少」が57%、「減少」が39%で、ほとんどの企業が雇用減は避けられないとみている。20~25%シナリオでも、減るとの答えが7割を占めた。
どうしてこう言う発想になるのか、原子炉のメーカーであるGEのCEOが「原子力発電は経済的に正当化することは不可能だ」とEU会議で発言している、
原発は不経済だと言う認識は既に世界でも浸透しつつある、シェールガスがアメリカ国内の4倍もすると言うのが理由なら外交で何とかするのが筋だろう、逆だったらアメリカが日本にどう言う発言をするか想像に難くない、
原発維持に掛かる費用で新しいエネルギーを模索する事に何故行かないのか、まだ未知数の方向を見極めるのは確かに難しいしリスクも有る、しかし此処でどの国、どの企業が新しい道を見つけるかで今後の世界経済に占める位置が決まるのだ、手を拱いていれば結局先行国の下請にしかなれない、
戦後復興はそう言う道で生き残りかつ今のポジションを手に入れて来た、しかしそのポジションは当の昔に後発各国が伸上ってきて既に幾つかの国の後塵を拝している事は明らかだ、
ロムニー候補に「日本の様な国にはならない」とまで言われるほど我が国は低迷している、
其れは恐らく企業の経営方針が大きく遅れているにも拘らず同じ手法が最善だとしている事に拠るだろう、原発の維持に掛かる費用の半分と将来的に投下する費用全てを新たなエネルギー確保の研究に回せば必ず新たな方法が確立できる筈である、我々日本人の技術と力はその位の能力は充分にある
今の経済界は民放の番組構成に良く似ている、とりあえず数字が取れるからと下司な番組を流し続け新しい視聴者を開拓する努力をしない、その結果どのチャンネルを回しても同じ様な番組しか見られず、更に下司な番組に落ち込んでゆく、考えてみるが良いだろう、幼稚園児が手を叩いて笑う番組を大の大人が見なければならないのだ、結果はテレビ離れが加速してたった1時間の番組にスポンサーを10社以上着けないと製作出来ない、その結果は見ての通り番組の正味は1時間の内40分程度になってしまい更に不評になる
昔から「経理屋が社長になったら会社は衰退する」と言われている、銀行と言うところは基本的にリスクはマイナス要因の最たるものだ、しかしリスクが全く無い事業など何処にも無いのだ
内部留保の半分位は新しい事業に投資しなければ幾ら大きな会社もやがては衰退する
株の取引も本当の意味で投資と言う形で動かしている者は殆ど居ない、庶民は資金運用と言う金利を稼ぐ為だけ、そして大口投資家と言う連中が考えているのは投資ではなく投機でしかない、
経団連と言う大会社の経営陣は結局この投機を目指しているだけで事業に対する投資なぞはやっていない、だから「今は原発を続ける方がリスク(金だけの話だが)低い、将来なんぞと言う不確定な物は知った事か」と言う事だろう、こう言う経営しか出来ないとなったのだ、アメリカは大喜びだろうな

そうあっさりと

2012-08-12 15:42:30 | 雑記
家を出る時かなり怪しい空模様だったが案の定11時頃から降出した、がそれも1時間弱で上がり夏空が戻って来た、
先日久しぶりに仕事が入ったのと家では女房と体感温度が違うので昨日も今日も会社に来ている、
9月には事務所をたたんでしまおうかと考えていたらちょっと纏まった仕事が入って来た、しかし人を使って儲けが出る程の仕事でも無いので自分でやってゆくのだがそれだと広い事務所は勿体ない、6畳程度で古い部屋を借りてそこでこつこつと続けてゆこうかと考えている。
此処数ヶ月は全くと言って良いほど仕事は無く改めて仕事を探して見たが64歳にもなると殆ど無い、
昔良く遊んだ連中はどうしているのだろう?殆ど10年近く音信普通になっているのだが中々連絡する気が起きない、なんと言う理由が有る訳でもないが気が重い、
段々生活は夫婦だけの範囲になってしまう、子供達も何か無ければ連絡も無いし当然くる事も無い、
先日姪と会う事が有って娘と会いたいから一緒に飲まないかと言う話が持ち上がった、この歳になると親戚や古い友人と会うのは大体不祝儀事だ、夫婦とも末っ子でその子供が既に40代なのだから孫が大きくならない限りお祝い事は中々無くなった、
今回も障害を持って産まれて来た姪の娘が5歳の誕生日を過ぎて亡くなった事で暫くぶりに会ったのだった、
姪の父親は女房の五つ上の兄で去年七回忌を済ませた、上の姉も今年の3月に亡くなり妻の親兄弟は全て居なくなってしまった、
立て続けに(と言っても7年がかりだが)兄弟を亡くした女房は「絶対に私より先に死なないで」と言い続けて居た、
確かに女房の性格では1人になった時のショックに耐え切れないような気もする、そう上手くは行くまいが「解った、何とか1日でもお前より長生きをしよう」と話していたのだったが、
娘と姪が飲みながらの話が女房の老後の話になった、「お母さんは物凄く我が儘で気が強いから絶対に面倒を見るのは嫌だからね、幾ら金が掛かっても施設に入って貰う、その分の金はちゃんと残しておきなさいよ!」と言う話になった、
姪の方も「私も母が呆けてきたら施設に放り込む」と盛り上がって居たので「お母さんの面倒は俺が見るから大丈夫だよ」と言ったら娘と姪があっさりと「お父さんはとっくに先に死んでるから」と言われてしまった、まだまだ元気なんだが娘達にすると父親は母親より先に死んでいるのが普通らしい
しかし、当人の前で呆けたら施設に入れるとか、先に死んでるからとか平気で言えるというのもいい親子なのかも知れない、真剣に怒るような現実感のある夫婦だったらこんな話は洒落にならないだろうからな、
後何年働くか解らないがそろそろ半分は気ままな旅でもしたいものだ、しかし考えたら未だ墓が無いが、どうしたもんだろう?

竹島と尖閣と北方四島

2012-08-11 17:52:57 | 雑記
竹島に韓国大統領が上陸を強行したと言う、マスコミの報道も国民の反応も意外と冷静の様だ、
まあ、お盆休暇中と言う事も有るだろうが其れを差引いても右翼が外宣する気配も無いし、第一政府のコメントも「厳重に抗議する」と言う程度の反応だった、領土の問題だから重要な問題だがそれだけに決定的な解決は望めまい、
尖閣列島問題を中国側から見ると今回の強行と東京都が購入する為に上陸すると言う事は第三者的に見れば同じ事になるんだろうな、どちらも永い歴史認識があり、双方に見解の相違がある、
双方の見解に違いがあるから領土問題は発生するのだから当たり前だが、しかし北方四島の問題は余りにはっきりしている事だと思うが国際裁判に提訴すると言う方法は可能かどうか分らないが仮に可能だとしても解決するのは難しいだろう、ナショナリズムと言う奴は理屈で封じ込める事は先ず無理だろう、
元々それも戦争の結果で「無条件降伏」をした「敗戦国」であり相手は一応「戦勝国側」なのだから永い歴史で言えば勝った側は負けた国をどうでも出来ると言う事になる、
しかし、国際連盟から国際連合と言う機関が出来て一方的に戦勝側が敗戦側を切取り自由と言う事が出来ないと言う認識は出来ている、一時的に占領下に置かれても何年か掛けて歴史的に確定している国境は現況復帰する、最初から最後まで当事者だった米国も統治していた部分は全て返還したし、ドイツも既に返還されている、
北方領土を占拠した事自体不法占拠と言える状況だった事は国際的に認められている事だがロシア(当時はソ連、此れをロシアが全て引き継いだと言う事も若干問題は有るが)と言う大国に強制的な指示を出せるのは中国とアメリカくらいになる、中国はどちらかと言えばロシア寄りだ、
アメリカとしても強制力を指向して無視される、或いは反発されるのは戦争状況にも成りかねない
やはり外交で片付けるしかないのだが余りに我が国の外交力は情け無い、
「日本を本当に運営しているのは政治家ではなく我々官僚だ」と言うなら官僚の能力は世界的に裁定だと言わざるを得ない、官僚が権力を誇示できるのは国民に対してだけで外国との交渉は全くどうにもならないのが現状だ、庶民感覚とはかけ離れた高給を貰い、
責任は「政府に有る、我々は事務官だ」と言うなら政府政治家の言う事に全て従うのがすじと言うものだ、言う事は聞かないが失敗したら俺のせいじゃないと言うのは親から任されただけで会社を経営して倒産させる馬鹿息子経営者と同じだ、
事務官と言うなら極論すれば性能の良い計算機とデータベースだ、この事務機器が自分の欲を持ったらどうにもなら無い、アシモフのロボット三原則でも読んだらいい