梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

民族問題と領土問題の差異

2012-08-21 18:51:15 | 雑記
中東の国境問題はその根本に宗教問題が有る、パレスチナ問題にいたっては聖書の「出エジプト記」からの問題だから簡単ではない、キリスト教と言う宗教も基本的にはユダヤ教の発展型(?)と言える、イスラム教も基本的には同じ経典から出ている様である、民族の相違と言う事より宗教観の違いが対立の根本にある、日本人はいい加減というか心が広いと言うかそれとも宗教そのものに対するスタンスの違いか隣の人が何の宗教を信じていようが余り関係は無い
自分に都合の良い経典だけ取り込んで時と場合によって使い分ける、東洋の宗教はどちらかと言えば哲学に近い経典で「こうしなければならない」と言った教義と言うものも無い、宗教人として生きるにはそれなりに規制が有るが単に信者であるだけなら普通に生活をして居ればよい、
だから宗教で戦争が起きることは考えられないし信仰の為に異教徒を殺してもよいという教義はしっくり来ない、キリスト教も「右の頬を打たれたら左の頬を差し出せ」と俗に言われるように教義の根本は「慎みで生きて他人を愛せ」と言うのが根本的な教義のようだが「十字軍の遠征」などとなると若干違和感がある、
領土問題が宗教問題が絡んでいる事は今でも続く問題だがどうもお隣の中国と韓国、ロシアの日本の周りで起きる領土問題は宗教とは関係なく国土を拡大したい、覇権型と言う様な問題に見える、まあそれでも韓国は日本との間くらいだが中国は隣り合った国と片っ端から問題を起こしている、しかし良く見ると一番国境が接しているロシアとは余り問題が聞こえてこない、
要するに国力の違う相手か外交が下手な国(日本である)を選んで領土問題を吹っ掛けているとしか見えない、
中国が言う領土には数十年前は違った国だった所、当然住んでいる民族は納得していない所が多く含まれている、それ以前に「中国」と言う国は多くの民族が生活していてその中で強大な力を持った民族が交代で国を治めてきた、現在国を動かしているのは殆ど漢民族でその前は清族だった、両民族とも東側と北側の民族で西側と南側は眼の色から髪の色肌の色も違う民族だが
当然彼らは漢民族の中国人と同じとは思っていない
中国は永い歴史と文化を持っているがその歴史は勃興と滅亡の繰り返しである、今の「中華人民共和国」が何時まで続くか、恐らく今世紀中にかなり大きな政変が起きて又リセットされる気がする
其れもそう遠く無い時期に