梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

残念だ、実に悔しい

2012-08-10 18:40:45 | 雑記
とうとう消費増税法が可決成立したようだ、今までのどたばたは何だったのだ、結局批判を外す為だけの出来レースだったのか、恐らく野田総理は3党合意は簡単に反故にするだろう、
自公はどう対応するのか見物か、それとも一応怒って見せて幕引きになるか、本気で谷垣総裁が怒ったとしても国民から見れば白けるだけだ、
野田総理と本気で交渉したと言うなら気の毒だが北朝鮮とアメリカの再三の交渉事を思い出すが良い、核廃棄、ミサイル実験廃棄等を条件に金と米を手に入れてしまえば其れこそ「舌の根が乾かない」内に「核兵器は我が国の権利を行使しているだけだ」と言い出し、又米が無くなると同じ事を繰り返す、野田政権は金正日の瀬戸際外交を野党と国民に対してやっている、
資産格差と言う言葉が空しいほど貧困労働者が国民の半数を超えようとしている、ワーキングプアと言う新語は既に市民権を充分に得てしまい刺して驚かない言葉になってしまったがその場所に居る者達と同じ足場に立って見るが良いだろう、頑張れば良くなると思うから頑張る訳で幾ら頑張っても国が定めた「人間的な生活」もままならない、住む所も無く食事すら満足に取れないと言う若者や壮年者が居るのに消費そのものに更に5%の出資を強いると言う事がどう言う事か政官財の人達に1年で良いから経験して貰いたい物だ、半年でも良い、今の彼らはその生活が何時終わるとも知れない状況なのだ、
低所得者に一律で金を支給すると言うが其れの原資はやはり税金だ、企業に人を雇えといった所で景気が下がる一方では強制的に雇わせても直ぐに限界が来る、日本の雇用は中小零細企業が支えていたのだが優良企業と言う会社は米国式の「格付」をキープする為に内部留保を増やし続けて企業価値を維持しようとする、いままで支えて来た関連会社はその分を負担させれれて結果資産バランスが悪化し、金融機関は日銀がプライムレートを下げても貸し惜しみをする、
殆ど利息が付かない「最優遇金利」で日銀から調達した資金はどうなるか、国債を買い増して資産とする、国債の金利はプライムレートより格段に高い、金融機関は国から低利で借りた金を高利でまた国に貸し出している訳だ、「銀行」とで有れば国民から集めた税金が自動的に流れ込むシステムが出来ている。
又、こうやって増やせる原資が出来るシステムを増幅させる事に成功した政財官は今夜はどこかの高級料亭かなんかで勝利の美酒に酔っているのだろう、
日本はどうなる?庶民はどうすればよい?今の社会システムは一旦被支配者側になったら抜け出す方法は無く、格差は広がるばかりだ

絶望とは愚か者の結論である、が

2012-08-09 18:13:23 | 雑記
三党合意で「増税法案」(一体化法案とは言え無い)が国会を通過するらしい、国民にとっては増税が可決した後で選挙をやられてもあまり意味は無い、自公両党は「増税法案」を通しておいての国会解散を何故言質に取ろうとしているのか、単に「政権の座」が欲しいだけとしか見えまい、
此処には「国民の意思、視線」と言う物は全く感じられない、原発再運転開始と消費増税が国民の最大関心事だと言う事は言うまでもないだろう、だが野田政権は「不退転の意思を持って」押し通した、其れに対して「解散して信を問う」と言うのではなかったのか、全て決めてしまった後で何の「信を問う」つもりなのか、根本的な資質を問うというなら重要な法案をゴリ押しで通した後は急いでも何の意味も無い、内憂外患のこの時期に又誰が椅子に座るかと言うだけの椅子取りゲームでは国民がたまらない。
増税はやむを得ない部分も有るだろうが「痛みを共有して」と言うなら高級官僚組織と世界一経費の掛かる国政から溜まった膿を全部出して貰わなければ納得は出来まい
一般国民は本当の「血税」と言う血を流す、栄養不良の国民にとって僅かな血でも全身に大変な影響を与えるのだ、官僚、政治家、経済強者にとっては恐らく蚊が刺したほどの影響もあるまい、
同じ量ではなく「同じ割合」で血税は払ってもらいたい、其れは「消費」に対する割合ではない、
資産に対する消費割合はエンゲル係数を持ち出すまでも無い、生命を維持する消費量は同じ人類ならそれ程変らない、持てる者と持たない者が消費に対して公平だからと言うのは根本的に違っている、自由経済の競争の論理はリセットが無ければ「平等」である筈は無い、
此れは日本だけではなく世界で起きている事だ、経済格差は更に大きくなりまるでロシア革命前の農奴と貴族の様なバランスになりつつある、革命はどう言う形で起きるか電子社会の新たな方法が有りそうな気がする
問題は革命後の安定的な統治になるが北アフリカの諸国の轍を踏まず何とか庶民レベルで革命を成して貰いたいと思う

ウナギはどうなる?

2012-08-08 17:35:52 | 雑記
今、事務所の整理をしているのだがどうした物かと考えている物が幾つか有る、去年の暮れ頃知り合いが「鰻の稚魚が大不良でとんでもない価格になっているのでフィリピンから稚魚を輸入する手立てが付いたので売り先を探せないか」と言う話が来た、
私の田舎が静岡で浜松に知り合いが多い事と本職は開店休業状態だったのでやってみようと言う事にしてサンプルの鰻の稚魚を10匹程預かった、
「熱帯魚の水槽で充分育つ」と言うので一番小さな水槽を購入し事務所の書庫上で買う事にした、結果としては全く商売にはならなかったのだが鰻の稚魚はどうしようかと言う事になる、
確かに丈夫で餌は糸ミミズの冷凍で十分育つが最初の内水槽の水が多すぎたせいで気が付いたら飛び出してしまって外で干乾びていた奴が3匹ほど居て、更に気付いたら底の方に沈んでいたりして最終的に何匹残っているのか分らない様になってしまった、
餌を入れると砂から出て来るのだが最近見ていると中々でて来ない、しかししっかりと大きくなった奴が少なくとも3匹は居そうな気がする、どうすると言う予定は無いのだが愛着が湧いてきてそのまま餌を上げたり水を替えたりして来たのだが事務所を閉めるとこいつはどうしようか、
自宅も狭いので置く所は無いし女房はどうもこう言うにょろにょろした奴は苦手らしく大反対だ、
近くの呑川か洗足池なんかに放して来ようかとも思うのだが、咎められそうな気がして行動に派移していない、孫に「学校で育てないか」と聞いたが却下されてしまった、
鰻は食べるのは好きだがあの下腹がギラッとした肌合いがどうも好きになれないのだが生意気にこの水槽の鰻もくねるたびにその腹がぬめぬめとした感じで光る、これ以上大きくなると愈々そのぬラットした部分が目立つんだろうがこのまま餌を上げずに餓死させるのも寝覚めが悪い、
やはり暗くなったらビニール袋かなんかに入れて多摩川にでも放して来ようか、しかし自転車で持って行くのも厄介かも知れないなとか考えているのだが結論が出ない、
水槽は一番小さな奴だから今でも窮屈そうだが喰える様な大きさになると絶対に無理だ、恐らく水槽の中でとぐろを巻くようになりかねない、餌を買いに行った熱帯魚店の親父によると「鰻は頑丈だから発泡スチロールの箱か衣装ケースを買ってきてそこで育てても充分大きくなるよ」と言う話だったが、「餌はある程度大きくなったら熱帯魚の餌では駄目で挽肉の団子を作ってやると良い」と言うアドバイスまで貰ったのだが、場所が無くなる上にそんな気も無い、フィリピン産まれの鰻がどんな味かも分らないが浜松の養殖屋に聞いたときは「餌と水で味は決まる」と言っていたのでそこそこ喰えるのかも知れないが鰻を捌くのは自信が無い、
誰か欲しい人が居たら遠慮なく言って欲しい、が贈るのは難しいので引き取りに来てくれる人限定になる

軟着陸とも言えないがまあ墜落でも無いか

2012-08-07 16:52:59 | 雑記
先月一杯考えて24年間何とか維持して来た会社を諦める事にする、先週末から決算書類を少しづつシュレッターに掛けて行ったが少し考えて第一期と定款だけを残す事にした、感傷と笑わば笑えといった所。
毎日少しづつ裁断して行くのだが思ったほど感慨は無い、有るとすればホッチキスをはずす自分の手が随分歳を取っていた事位か、
24年間のデータが彼方此方に置かれているのでまとめて置こうかと思ったがMOに入っているバックアップが結構有るのでメーカーのHPからドライバーを落としておく、改めて使ってみると随分遅い、現在の速度に慣れてしまうといらいらするが昔はこんな速度だったんだな。
始めた頃のCADはファイル名に日本語が使えないので開けてみないとどこだか分らない、ついでにファイル名も直しておく事にする、
去年から売上げがどんどん下がり遂に今年に入って月平均が20万を下回ってしまった、此れでは事務所の経費も覚束ない、会社としての借金は銀行だけだったが此れも保証協会で処理をしてしまい借金は個人に移動して会社の借金は無い、お陰で借金取りが来る事は無いが未払い家賃は積んでいる補償金を越えて数ヶ月経った、追い出される前に事務所の整理をしている、
まあ、軟着陸とは言えないまでも「墜落」でもあるまい、「決して墜落はしないが上下が激しい人生です」と言った目黒の「導師」が言うとおりだった、
40歳になった時に女房に貯金の殆どを出させて独立した、中卒ではどう頑張った所でサラリーマンでは高が知れている、多少でも良い暮らしをしようと賭けに出たのだったが有り難い事にバブルのお陰で取り合えず船出は何とかなった、CADと言う選択が時代に合って10年程は順調に伸びたがバブルの崩壊と建築不況で先行きが危なくなり何とか新しい方向をと模索したが素人経営の悲しさで踏み代えが出来ず既にツールでしかなくなったCADにしがみついていたが遂にどうにもならなくなってしまった、
丁度年金が満額になって所に試しに応募していた区営の住宅に当選し、狭いが贅沢を言わなければ夫婦の年金で何とか喰っていけるという目算が付いた事も有る、まあ当然保証協会の債務は有るのだが、
決算書を見直したら保証料は全部合わせると300万位払っている、まあ諦めて貰うしか有るまい、
決算書を見ながら思い出した、この決算を創立当時からずっと面倒を見てくれている税理士さんが居るが彼には最後の2年分が未払いになっているが、少しづつ延払いで勘弁して貰おう。
しかし、未だこのままで終わらせるのも癪に触る、今までの人脈を使ってなんかしてみようかとは思っている、後10年は頑張ろうと自分に言い聞かせる

原爆投下は戦略的攻撃だったのか

2012-08-06 15:33:50 | 雑記
又広島原爆の日が来た、長崎の日、そして敗戦となる、実際には20年3月10日の東京大空襲時点で既に「死に体」状況になっていた、制空権は略完全に消滅し無防備の状態で主要都市は次々と空爆を受ける、太平洋岸の都市は僅か数キロから艦砲射撃を受けると言う状態でとても「戦争状態」を維持しているとは言える状況ではない、外地も玉砕と撤退以外の戦況は無く弾薬も燃料も医薬品も食料すらも無くなっていた。
この状況は日本国民の殆ど知らされていなかったようだが「日本帝国陸軍」より米軍の方が正確に知っていた筈である、
戦争はどちらかの戦闘能力が失われた時点で終わる、そう言う意味では既に戦争は終えていた、
無意味の無い抵抗続ける日本の軍部にも大きな責任はあるが米軍少くない日本軍の戦闘力を排除して行くだけで充分戦争を終わらせる事が可能だった筈である。
制空権も制海権も完全に消滅しているのだから上陸用舟艇を日本の長い海岸に一気に上陸させるだけで充分制圧は出来た筈だ、
ノルマンディ上陸よりずっと簡単だろう、国内に戦闘員は殆ど居ない、大本営の軍人が抵抗する力なぞ有るわけも無いし竹槍が何の役にも立たない事は誰もわかっていた。
連合艦隊は沖縄に玉砕し、戦闘機も燃料も無い事をアメリカ軍は知らぬわけは無が米軍はそうはしなかった、
19年の秋頃から重点的に非戦闘員を標的に空爆を激化させる、「日本の家屋は木と竹と紙で出来ているから直ぐ燃える」一番効率の良い焼夷弾を開発し日本中の都市を絨毯爆撃した、焼夷弾は軍事施設には殆ど役に立たない爆弾で軍需工場は通常爆弾を使用している事でも意図的であることは明白である、戦闘機は逃げ惑う国民や一般人の乗った列車まで機銃掃射した、
そして原爆、当時のアメリカ政府は軍部の「戦争を終結させるには絶対に必要でありこの事で我が国の国民もしいては日本人も救った」と言うコメントを繰り返していたがこの年代の退役軍人が死んでやっとその資料が出始めた、「原爆は都市に投下してその効果を確認したかった」と言う資料も発見されている、あれは米軍幹部と産軍共同体の「終戦後の国体維持」の為の甚大実験だった。
「生物兵器は非人道的だから国際条約で禁止」されている、しかし放射生物質の影響は細菌兵器より除去する事が出来ない、数千年と言う期間を待つしかないのだ。まあ「人道的な兵器」などはありようも無いのだが
戦争はどちらかの戦闘能力が喪失すれば終結する、此れは誰も分る筈である、しかし人間は全く違う戦いをする、まるで戦争を楽しむが如く戦争をする。
戦略的には直接意味の無い非戦闘員を殺戮するのは肉食人種の性なのだろうか、それでも近代戦争になってから都市を狙った攻撃はナチスドイツが行ったロンドン大空襲とV1・V2号位だろう、
しかしアメリカ軍は日本に対して執拗に且つ徹底的に行った、その後もベトナム戦争でも第二次中東戦争でも頻々とアメリカ軍が一般市民に銃口を向ける事が起きた、其れが「アメリカ人」と言う人種なのかと考えた時「アメリカ人と言うIDは一体m何なんだろう?」と大きな疑問が湧いてきたのだ、
「アメリカ人」と言う人種は居ない、アメリカと名づけた地域で非常に多様な人種が集まっている団体でしかない、こう言う集まりだから「人」をまるで物の様に或いは荒野に履いている雑草のように邪魔だから焼き払えと言う発想を生んでいるのだろうか、カナダやオーストラリアの国民のアイディンティティと言うものとアメリカとは違うのか、この様なアメリカ国が世界の覇者になる事は決して人類の為にはなるまい