MILESTONES (団塊オヤジのJAZZ日記)

JAZZに関わる話題を中心に、たわい無い日常を不定期に紹介しています。

団塊オヤジのJAZZ日記・・(Portrait in Jazz・・Charli Christian)

2013年12月23日 | JAZZ Guitar
今回は、こんなアナログ音源をアップロードしてみました・・。

ジャズ好きの皆さんはジャズ書籍を読んでいて、記事の中に出てくる演奏が気になるけれど、廃盤になっていたり、結構マニアックなレコードで聴く事が出来ない等の理由で、聴きたくても聴く事が出来なくて、悔しい思いをしたことはありませんか・・。
今回はそんなときにこんなサイトがあれば嬉しいなぁ~と思うような記事にしてみました・・(そんなに大それたものではありませんが・・笑)

小生の愛読書に・・

Portrait in Jazz
和田誠(イラスト)&村上春樹(エッセイ)
があります・・



作家 村上春樹さんは小生と同世代、団塊世代の生まれで、育った社会環境が同時代ということもあり、彼の作品・語り口に共感を覚え、大好きな作家の一人である。
村上さんは十代でジャズに出会い、ジャズにのめり込み、ジャズ喫茶のオーナーにもなった事があることは良く知られていますが、この書籍は、イラストレーター和田誠さんが画くミュージシャンの肖像に村上春樹さんがエッセイを添えたジャズ名鑑ともいえる書籍です。

今回紹介するのは、Charlie Christian(チャリー・クリスチャン)の”MEMORIAL ALBUM”です。
(チャリー・クリスチャンについては、ジャズギター好きの小生が以前に、拙ブログでも紹介しているので参照願いたい・・

「Portrait in Jazz/和田誠&村上春樹」「チャリー・クリスチャン(108頁~)」


チャリー・クリスチャンといえば「ミントン・ハウス」でのジャム・セッションは「バップの夜明け」として
つとに有名だが、ベニー・グッドマンとの競演セッションの主なものを集めた日本編集の3枚組のLP「チャーリー・クリスチャン・メモリアル・アルバム」の内容は、それの勝るとも劣らず素晴らしい。

(3枚組のLP「チャーリー・クリスチャン・メモリアル・アルバム」)


・・中略・・

流星のきらめきとでもいうべきか、この「チャーリー・クリスチャン・メモリアル・アルバム」に収められた演奏はどれをとっても一聴の価値のあるものだが、中でもとりわけ1941年1月にカウント・ベイシーをピアノに迎えて行われたホットなセッションが僕は好きだ。

・・中略・・

とくにシンプルで快調なリフ・ナンバー「ブレックファスト・フェード」のいくつかのテイクにおけるベイシーとクリスチャンのソロの応酬は優れて先鋭的であり、見事だ。
・・
独特の時間感覚で地軸を揺らせるベイシーのリズム・セゥションとクリスチャンのソリッドでホーンライクなラインの絡み合いは、ほんとうに「骨までスイングする」という表現がぴったりする。
スイングのマグマが沸き立ち、ジャズがまだ「英雄伝」的であった時代の貴重な記録だ。

それでは、「ブレックファスト・フェード」をどうぞ・・。






コメント
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