これまで書いたように、神経痛を発症して随分疲れやすくなった。すぐ横になって休みたくなってしまう。昔からの腰痛(腰椎分離症)も頻繁に起こる。
夕刻、猫たちにご飯をやってから、少し横になった。しばらくうとうとしたであろうか・・・・疲れも取れたような気がして手洗いに立ったら、二階の物干しの窓の外がやけに明るい。「いやー、もう明け方か、そんなに寝てしまったか?」と。階下に降りると、室内はやたらと暗いが、玄関先だけ明るいので、外に出てみた。夜はまだ明けてはいなかった・・・・やたら月が明るい。空を見上げると天頂に満月が輝いている。まるでサーチライトで頭から照らされたように明るく、雰囲気は十分異常である。北方の換気を背負ったちぎれ雲までが白く、闇夜の照明のように見える。
しかしそれにしても明るく、普段から照明もなく明るい庭先が、すべて見渡せるほどに明るい。庭の先は瀬戸が島との間の水路であるが、日本海につづく岩磯に砕ける荒波がハッキリ見える。こうした不気味な夜が好きである。絵に出来るほど技量は私にはないが、この味わいは忘れてなるものか。自然にはいつもかなわない偉大さを感じて、想像の構想画を描いている自分が異常に思えるが・・・・それしかないので・・・。
ここ浜田にきて良かったことは、隣人が病気の私の世話をしてくれて、お見舞いに来てくれて・・・・。人との絆を感じていること。
ベットに戻ると、まめちゃん(亡くなった父親に預けていた猫)がわがまま放題で・・・今日は私の枕に「ウン子」をしているのを発見。怒らない・・・怒らない!
昨日は放蕩から帰宅した文子(ぶんこ)ちゃんが私の膝の上で、「オシッコ」をした。しかも大量にである。下半分着替える事に成ったが。怒らない・・・怒らない!
こうした現実から逃避するためにも・・・・虚構にどっぷりつかって、疲れをとるのである。
しかし「枕」は別のものを用意したので。おやすみなさい。